FA杯の公式スポンサーにエミレーツ航空…来季から名称も変更へ

イングランドサッカー協会（FA）は30日、世界最古のサッカートーナメントとして知られるFAカップの主要スポンサーに、来シーズンから3年契約で「エミレーツ航空」を迎え入れることを発表した。同日のイギリスメディア『BBC』などが報じている。

　契約は年間1000万ポンド（約19億円）と報じられており、同金額は史上最高額とされている。契約には命名権譲渡も盛り込まれており、来シーズンからは名称が「エミレーツFAカップ」へと変更される見込み。

　FAのグレッグ・ダイク会長は契約発表に際し、次のように述べている。

「エミレーツ航空のサッカー界における貢献は広く知られており、そうした前向きな象徴的パートナーをFAカップのスポンサーに迎えることは我々だけでなく、ファンやサッカー界にとって素晴らしいニュースとなる」

「このスポンサー契約はFAカップに新たな聴衆を引き寄せ、世界中の注目を集め、あらゆるレベルにおける我々のサッカー界への投資を促進させる。伝統を重んじる人たちは、大会の改名を問題視するだろうが、このスポンサー収益はすべてサッカー界に還元される」

「私は特に現在、資金が不足している草の根レベルの施設、コーチや若手選手育成組織への投資を強化したいと考えている。このような契約は国中のサッカー発展を促進するし、資金はサッカー施設の増設などに使用される」