『婦人画報』7月号の付録「創刊号完全復刻版」を買ってみた! 今から110年前の日本女性たちの姿が見られるよ!!

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2015年06月04日 13:02  Pouch[ポーチ]

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先日、当サイトでも紹介した、女性誌『婦人画報』が創刊110周年を迎えるというニュース。6月1日発売の7月号は、110周年記念号として「創刊号完全復刻版」が特別付録につくということもお伝えしました。

その7月号が先日手元に届きましたので、今回は付録である「創刊号完全復刻版」についてのレビューをしたいと思います。

今から110年前、1905年(明治38年)に発刊された女性誌にはいったいどんなことが書かれていたのか? 当時の女性たちはどんなだったか? もう中を見るのがワクワクしちゃいます!

【本誌の特集を参考書代わりに】

この「創刊号完全復刻版」を読むにあたって、ぜひとも参照していただきたいのが『婦人画報』7月号本誌内の特集「1905年の日本婦人」。当時の世相や時代背景、女性たちの生き方などが詳しく書かれていて、創刊号を読む際のガイドとなってくれます。

【走る! 良家のお嬢様】

たとえば「創刊号完全復刻版」をめくると、目次の次のページには華族女学校の運動会のグラビアがででーんと大きく出てきます。今の時代も佳子様のファッションが週刊誌をにぎわせたりしていますが、この1枚はそれよりももっともっと大きな意味があったことがわかります。

華族女学校というのは、皇族や華族の女子らのための教育機関。その良家の子女たちや明治天皇の皇女様たちが疾走しているグラビアというのは、当時としてはとにかくセンセーショナルだったそう。それは、明治以前は女性が体を鍛えるために運動するというのは、ほとんど考えられなかったため。

けれどあえてこうしたグラビアを載せたところに、女性たちが躍動する新しい時代に向けたメッセージが感じられます。

【1300円の価値アリ!】

と、まぁこのように、7月号本誌に詳しく「創刊号完全復刻版」についての解説されているので、併せて読むことでたいへん興味深く楽しめます。今月号の『婦人画報』は1300円と通常よりも100円お高いのですが、プラス100円で「創刊号完全復刻版」が1冊ついてくることを思えば逆に安いぐらい。1905年の日本婦人たちの姿、皆さんもぜひのぞいてみて!

参照元:婦人画報(ハースト婦人画報社)
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

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