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地球環境保護と化石燃料を主とする移動・運搬手段はせめぎ合いだ。経済成長を望む国では地球環境への関心が薄い傾向がある。モビリティの未来を考えたとき、化石燃料を代替するものとしてEVが注目されているが、その航続距離の短さから完全に内燃機関自動車を代替するには至らない。そこで使用方法、用途から見直そうということで行われているチャレンジが、パーソナルモビリティとしての活用である。
上海交通大学と中国GMの実験プロジェクト
急激な経済成長を成し遂げた中国であるが、大気汚染、環境破壊は深刻である。自動車による排出ガスは経済のためといっても、もはや無視できない状況にあるほどだ。今回上海交通大学(SJTU)と中国GMが取り組むのは、シティコミューター型の小型EVを使い、その使用状況をモニタリング、解析を行い、より効率のよい自動車を作ろうという取り組みだ。
![ev](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/06/2_normal-300x200.png)
利用する電気自動車は『Chevrolet EN-V 2.0』で、通勤・通学手段としてサステナブルな街を作ることが期待されている。現在大学内で参加者を募集しており、学部生以上の学生または教育スタッフが対象だ。
進むパーソナルモビリティプロジェクト
このような取り組みは他社でも多く行われている。ルノー、日産、トヨタ、ホンダなど、地方自治体と組んで実証実験を行っている。
![nissan choimobi](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/06/DSC_0133-690x461.jpg)
最近特に注目されているのが『乗り捨て型EV』の活用で、使い終わったらステーションに返すだけで充電する手間が不要。長距離行く場合は、常に充電済のEVがスタンバイしているステーションを乗りついでいくことが可能だ。
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昔は所有する『マイカー』に憧れたものだが、移動手段と割り切ればまるで電車にのるように使えるパーソナルモビリティは我々のライフスタイルをかえるかもしれない。