オランダのデザイナーによるレトロな電動モペット

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2015年06月15日 20:10  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

オランダ人デザイナー、ロナルド・メイス氏が手掛けたニューレトロな2輪車『メイス モーターマン(MEIJS Motorman)』が欧州で人気を博している。

メイス氏が目指したのは通勤時のラッシュアワーから開放してくれるモペット。

 

開発テーマは『ゼロエミッション』

従来のエンジン式モペットでは8気筒の大型SUVよりも遥かに大量の汚染物質を含む排気ガスを出すため、同氏は『ゼロエミッション』を開発テーマに掲げた。

Meijs_Motorman

ペダルもなく、人間の力を必要としないこのスマートな乗り物はリチウムポリマーバッテリーで駆動、約6時間の充電で70km程度の航続距離が得られる電動モペットとなっている。

“ボードトラック・レーサー”からデザインヒントを得たという車体のスリーサイズは全長1.95m、全幅0.66m、全高0.95m、車体フレームは鉄&クロムモリブデン鋼製で車重は45kgと軽量。

モーターは後輪のハブ部に搭載、発生出力は2KW/60Nmでダイレクト駆動方式を採用。前後輪に油圧ディスクブレーキを備える。一人乗り仕様で最大積載重量は160kg。

Meijs_Motorman

ガソリンタンクに似せたバッテリーケースや大きめの丸型ハロゲン・ヘッドランプ、クッションバネが剥きだしの革製サドルなどがレトロな雰囲気を醸し出している。

 

ファッショナブルに乗りこなす

車体色にはレッド、ブラック、グレーがあるが、オーダーすれば好みに合わせたカスタムペイントも可能。ジャケット姿で乗っても違和感がなく、乗り手の服装を選ばないカジュアルさが魅力だ。


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欧州における現地価格はベースモデルが約60万円(21%タックス込み)からと結構値が張るが、車体重量が通常のモペットの半分以下で扱い易いことや、メンテナンスフリーで維持費が安く、環境にも優しいことから通勤用車両として人気を博しているようだ。

音も無く宙を滑るように疾走する走行感覚は一種独特なもので正に次世代の実用電動車といえそうだ。

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