イタリア・コモ湖畔で開催されたクラシックカーの祭典で、BMWの2輪部門を手掛ける『BMW モトラッド』がコンセプトモデル『BMW Motorrad Concept 101』を公開した。
ドイツではなくカリフォルニアで開発
同車の製作には米国の『BMWデザインワークス』に加えて、米バイクビルダーの『RSD(ローランド・サンズ・デザイン)』が参画している。
車名は搭載されている直6エンジンの排気量101m3(1.6L)や、BMWデザインワークス近傍の101号線に由来しているそうだ。
『RSD』といえばハーレー・ダビッドソン、ドゥカティ、ヤマハなどのモーターサイクルメーカーを含む多岐に渡る関連メーカーをクライアントに持つ米国の著名ビルダー。
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高級素材をふんだんに採用
今回両社が公開したコンセプトモデルは後部にサイドバッグを搭載した“バガー・スタイル”で、ハーレーなどと同様に、ハイウエイをクルージングするのに適したモデルとなっている。
エレガントなデザインのボディにはオイルで処理されたダークウッドやアルミ、カーボンファイバーなどの高級素材が使われており、左右のテールパイプ端末にはエキゾースト音を強調する3箇所のアウトレットが備わる。
クラッチカバーやタイミングチェーンカバー、ホイールなどの各パーツには両社によるコラボレーションの証として『RSD』のロゴが入れられている。
ある意味、BMWらしくないゴージャスなその佇まいは本国のドイツではなく、カリフォルニアの地で生み出されたことに起因しているようだ。
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