エアバスが新コンセプトヘリコプター「X6」を発表

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2015年06月20日 11:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

空の技術革新は飛行機やドローンだけではなく、ヘリコプターにも及びフランスで開かれたエアショーは今年も活況を呈した。航空会社大手エアバス社の関連企業となるエアバス・ヘリコプター社は次世代の大型ヘリコプターのコンセプトモデル『X6』を発表。

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次世代ヘリコプターに求められる要件とはなにか。

環境性能に優れた最新ヘリコプター『H160』

どこでも離着陸ができるヘリコプターは大きな空港を必要とせず、ポイントとポイント間での高速移動が可能だ。そのため昨今民間での需要が増えている。

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エアバス・ヘリコプター社は最新型の『H160』を発売しているが、コンポジット素材をフレーム、電動ランディングギア採用による機体の軽量化によるペイロードの増加、ローター形状の最適化により騒音低減や効率向上を計っている。

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またエンジンは環境性能に優れたターボシャフトエンジンを採用し、燃費と排出ガス低減を両立した。


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今回発表されたコンセプトモデル『X6』はこの『H160』を上回る大型・重量級ヘリコプターとなる。

求められる重量級ヘリコプター

『X6』は拡大する大型ヘリコプターに求められるペイロードを実現するため、ツインエンジンを搭載、フライ・バイ・ワイヤーによりフライトコントロールを行う。

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この『X6』は海底油田を擁するオイル、天然ガス産業に最適な他、海上捜索、救助やVIPの移動にも使うことができる。

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現在はコンセプト段階だが、次に開発フェイズに入り、2020年代にサービス開始する予定だ。

激しい覇権争い

重量級ヘリコプターの民間ニーズは拡大傾向にあり、エアバス・ヘリコプター社以外にもシルコスキー、アグスタウェストランド、ベルヘリコプターなど競合がひしめきあっている。

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エアバス・ヘリコプター社は大手航空機メーカーであるエアバスブランドを活用し、この市場でも存在感を示したいとしている。

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