![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150622_107965_004.jpg)
クラウドファンディングでは多くの電動自転車が登場してきたが、今回紹介する『Fusion』は、もやはペダルがお飾りではないか、と言える程パワフルだ。
これでまだ自転車だと言い張るのは滑稽なくらいだ。電動バイクではないだろうか?
デザイン的にもボディー中央のバッテリーカバーが目立ち、ますます自転車らしさが薄い。
まるで原付?
では『Fusion』がどれくらいパワフルかというと、なんと電動走行で時速35マイルが出せるという。つまり時速約56キロだ。
これ、日本であれば原付の法定速度を超えているではないか。というか、大抵の原付は上り坂などへの対応の為に時速60キロ程度を出せるスペックにしてあるが、『Fusion』もそれに近いということか。
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この『Fusion』のパワフルさが好感されたのか、Indiegogoでは本稿執筆時点で4日のキャンペーン期間を残しながら127%の資金調達率を達成している。
Indiegogoはデザインも自転車らしくないカバーがボディーを覆っており、まるでオートバイのようだ。ここにバッテリーが隠されているのだが、カバーがないと目立つほどの大きさなのだ。
ただ、このデザインは無骨さを隠すためだけではなく、バッテリーを保護し、自転車の重心も考慮された結果らしい。
隠さねばならない程に目立つバッテリーだが、一回のフル充電時間は約1.5時間で、約70マイル(約112キロメートル)走行できる。
![Fusionカバーの中](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/06/55f46a2a8584bc697cd61ce500fd1780.jpg)
高性能の割には割安感のある価格帯
『Fusion』にはSLA AGMバッテリー搭載タイプとリチウムイオンバッテリー搭載タイプがあり、前者が599ドルで後者は899ドルだから約7万円から11万円で買えるということだ。
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この価格帯で、回生ブレーキ、クルーズコントロール、5段階ペダルアシスト、21段階シマノギア、大型LCDディスプレイ、そしてフルサスペンションなども備わっているのだから、お得感はある。
但し海外への発送には別途料金がかかる。
それにしても電動自転車でこのパワフルさは、これがカリフォルニア基準というものだろうか。