村上隆がイビサ島の4会場で個展、「羅漢」作品や巨大立体など展示

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2015年06月29日 12:20  CINRA.NET

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村上隆『菩提樹の下の69羅漢』2013年 Acrylic, gold and platinum leaf on canvas mounted on board, Ten panels; 118 1/8×39 3/8 inches each (300×100 centimeters), 118 1/8×393 11/16 inches overall (300×1000 centimeters), Courtesy of the artist and Blum & Poe ©2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved
村上隆の個展が、9月26日までスペイン・イビサ島のアート・プロジェクツ・イビサ、ルーン・ルージュ・イビサ、イビサ・グラン・ホテル、ハート・イビサで開催されている。

島内の4会場を舞台に、ペインティングや立体作品の展示、監督作『めめめのくらげ』の上映を行う同展。アート・プロジェクツ・イビサ内の会場では、村上の近作にフォーカスし、尾形光琳にちなんだペインティングや、村上の代表的なモチーフである花をモチーフにした球形の作品、無数のどくろが重なり合う壁掛けの立体作品『竜頭 ‒ Gold』などが展示される。同会場での展示は、Blum & Poeが企画を担当している。

ルーン・ルージュ・イビサでは、2011年の東日本大震災後にスタートした「羅漢シリーズ」のひとつである『菩提樹の下の69羅漢』を展示。同展は、シルク・ドゥ・ソレイユの創設者で、アートコレクターとして知られるギー・ラリベルテのコレクションスペースとなるルーン・ルージュ・イビサのこけら落としを飾る展覧会となる。

また、5つ星ホテルであるイビサ・グラン・ホテルの入り口では、アルミとプラチナ箔を用いた巨大な立体作品『大仏オーヴァル』を展示。さらに、レストラン兼パフォーマンススペースのハート・イビサのロビーでは、羅漢シリーズの円形ペインティング作品『賢者』が展示されている。
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