地球温暖化は都市伝説だったのか・・・地球はもうすぐ寒冷化する?

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2015年07月19日 19:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

地球温暖化は、以前から一部の科学者や有識者たちの間では疑問視されていた。そういう人たちの意見に、筆者は強く興味を持ってきた。

しかし、少なくとも日本では、地球温暖化(特に二酸化炭素による温暖化)に意義を唱えることは、かなり勇気が要ることだったのではないだろうか。

科学者でもない一般の人々から白眼視されるからだ。それには、地球温暖化ビジネスによる利権を持つ者たちが、我々一般人を洗脳したからだという説まである(参考書は後述したい)。

ところが思わぬ所から温暖化に異議が出るどころか、小氷河期の到来の主張がなされたのだ。温暖化論がもしも陰謀であれば、慌てる者たちが居るはずだ。

先週にイギリスのウェールズで開催された国立天文学会議で、科学者たちから「小氷河期」が来るという予測が発表されたのだ。

それも遠い未来のことでは無く、今後15年位内のことを予測している。

問題は、太陽の活動状況だ

ノーサンブリア大学のValentina Zharkova教授を始めとする英国の研究チームが警告しているのは、2030年ころから過去370年間にも経験したことが無いほどの寒冷化が訪れるということだ。

根拠は太陽の活動周期だという。数学モデルに依れば、17世紀にも起きた、マウンダー極小期と小氷河期が再来するというのだ。

小氷期は14世紀ころから19世紀半ばころまで続いた寒冷期を示し、この期間がマウンダー極小期と呼ばれる太陽黒点が極端に減少した1645年から1715年に重なっていることに注目した。

このマウンダー極小期は、太陽内部の対流により起きる現象だと考えられており、最近の研究では太陽内部の異なる層を伝わる二つの波の同期がずれると、地球の気温を低下させるのだという。

それらの波が同期していれば、黒点が多く太陽活動は活発なのだ。

そして研究者等の予測に依れば、2つの波が相殺する傾向が次第に強まり、2030年から2040年にかけて完全にずれてしまい、太陽活動が60%低下してしまうのだという。

そして、過去370年間に亘って人類が経験していなかったような寒い期間が訪れることになる、と彼らは主張する。

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どのくらい寒いのか。英国での発表での喩えなので実感が湧かないが、テムズ川が凍結し、その上で露店が営まれ、皆がアイススケートできるという。(妙に楽しそうな喩えだが)

実際、1683年から1684年にかけてはテムズ川が凍ったが、この期間、英国だけでなく、フランスやベルギーやオランダの漁業は大打撃を受けたらしい。

しかし今度の寒さはそれより酷く、前回は1645年から1715年が似た状況だったという。

そして研究者らは、これまでのデータから、この予想は97%で当たると自信を持っている。

もし当たれば、温暖化よりも悲惨な未来が待っていることになる。

既に寒冷化を予想している日本人科学者がいた

ところで地球温暖化に関しては、日本では既に2008年頃から温暖化論を批判し、寒冷化の方が危険だと警告している科学者がいた。

丸山茂徳(まるやましげのり)氏である。Wikipediaによれば、氏は地質学者で、東京大学教養学部助教授、東京工業大学大学院理工学研究科教授、スタンフォード大学アラン・コックス基金招待教授等を歴任して東京工業大学地球生命研究所特命教授となっている。

アメリカ科学振興協会フェローであり、2006年には紫綬褒章を受章し、2014年には日本人として4人目のアメリカ地質学会名誉フェローに選出されている。

筆者が地球温暖化会議論者に興味を持ったのは、氏の著書を読んだのがきっかけだった。

氏は2008年に『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている』(宝島社:2008/8/8)を始め、『「地球温暖化」論に騙されるな!』(講談社:2008/5/30)、『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』(PHP研究所:2008/9/27)、『「地球温暖化」論で日本人が殺される!』(講談社:2008/10/30)、『今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機』ベストセラーズ:2009/12/16)などを矢継ぎ早に出版していた。

出版物で言えば他にも同じ頃、別の視点から副島 隆彦氏とSNSI 副島国家戦略研究所が共著で『エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論] 』(成甲書房:2008/10/21)を出していたが、これは地球温暖化が巨大な利権に絡んでいることを主張した非常にスリリングな本だった。

その後、福島第一原発事故を予言して当てて一躍時の人となったジャーナリストの広瀬隆氏も、『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社:2010/7/16)を出して一石を投じている。

地球環境を守ることは重要な事であり、持続可能なエコシステムを科学技術の進歩で推進することは大切なことだと考えるが、気をつけないと、政治やビジネスの利権のために踊らされているのかもしれないのだ。

地球温暖化と寒冷化の、どちらが都市伝説となるのだろうか。

どちらを、信じるか信じないかは、あなた次第……?

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