子供でも脳波でコントロールして遊べるロボット「ThynkBot」

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2015年07月24日 22:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

脳波で遊んでみたことある?

クラウドファンディングのKickstarterに、脳波でコントロールできるロボットのおもちゃが登場した。

ThynkWare Innovation社が開発した『ThynkBot』というセットだ。

ジョイスティックやボタンなどは一切使わずに、思うだけでロボットを動かして遊ぼうという趣向である。

5歳の子供でも脳波で遊べるおもちゃ

『ThynkBot』には、ThynkWare Innovation社が特許出願中の「mind-controlled virtual assistant on a smartphone device」という技術が採用されているそうだ。

と、なにやら難しそうな技術だが、『ThynkBot』自体は至って簡単に遊ぶことができるおもちゃだ。

例えば同社が作成したムービーでは、5歳の女の子が「思う」ことでロボットをコントロールして、楽しそうに遊んでいる。


動画を別画面で再生する

『ThynkBot』は、自分でバランスを取って移動するロボットの他、脳波を受信するために装着するEEGヘッドセットと、脳波をロボット制御のためのコマンドに変換するアプリ(iPad、iOS、Android対応)がセットになったパッケージ製品となる。

ロボットはBluetooth経由で、スマートフォンなどの上で動いているアプリからコマンドを受け取り作動する。

そのコマンドは、ユーザーが「前へ進め」と思ったり「後ろへ戻れ」と思ったり、あるいは「右へ曲がれ」や「左へ曲がれ」と思うことで発生させることができる。

しかし、「思い」が上手く伝えられないと、ロボットはどうして良いか分からず、狼狽えた声を発するし、気持ち良く伝わると興奮した声を出すらしいから、そのような反応も楽しめそうだ。

このように『ThynkBot』は遊ぶ為のおもちゃとして登場したが、ThynkWare Innovation社自体は、この技術をおもちゃだけで終わらせる気は無いようだ。

脳波でコントロールする技術を応用する

同社は、脳波によってデバイスをコントロールする技術を、様々な分野に応用しようと考えている。

それは、ALS患者を支援する技術であり、家電製品をコントロールする技術であり、オフィスでの作業支援技術であり、ゲームを楽しむ技術である。あるいは自動車の自動運転技術であり、テレパシーの様なコミュニケーション技術であるともしている。

応用したい技術

ところで『ThynkBot』には疑問も有る。人は、「思う」ときに言葉を使っている場合が多い。例えば『右に曲がれ!』というようにだ。

『ThynkBot』で遊ぶときは、英語で『Turn to the right!』などと思わなければならないのだろうか。それとも、言語は何でも「思い」は通じるものなのだろうか?

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