液体窒素で宙に浮く「ホバーボード」のティザーで注目を集めるレクサス。
そのレクサスが今度はドライバーの心拍数に合せてボディが発光するレクサス「RC F」を開発した。
EL塗装でボディが発光する
オーストラリアの販売部門、レクサス・オーストラリアが広告代理店M&C Saatchiとのコラボで製作したもので、同車が実際に走行する様子を収録した動画を公開している。
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ドライバーの心拍にシンクロさせて「RC F」のボディ表面をバーグラフ状に発光させている。
この技術には米研究開発企業「Darkside Scientific」社が開発した「LumiLor」というEL(エレクトロ ルミネッセンス)塗料が使われており、この塗料でコーティングされたボディパネルに心拍信号を流す事でリアルタイムにボディが明滅する仕組みだ。
このEL塗料は水性ベースのポリマー系で、塗膜厚さは僅か0.1mm程度。
レクサス「RC F」に乗ると冷静ではいられない?
5.0L V8エンジンを搭載した「RC F」は最高出力477psを発生、最高速度が270km/hに達するハイパワーモデルだけに、全開走行すればおのずと緊張感が高まり、それに連動して心拍数も上がる。
ドライバーの心拍数が上がるとバーグラフの発光面積が増える。
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様々な走行シチュエーションで刻々と変化するドライバーの精神状態が周りから一目瞭然になることから、色々な活用方法が考えられるが、ドライバー自身にとっても冷静沈着なドライビングを維持するためのトレーニングツールになるかもしれない。