「アメリカは必ずまた侵略戦争をする」小林よしのり氏が「対米追従型」安保法制を批判

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2015年08月10日 18:01  弁護士ドットコム

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漫画家の小林よしのりさんが8月10日、東京・有楽町の外国特派員協会で講演し、安保法案を「立憲主義に反する」と批判し、「アメリカの侵略戦争に巻き込まれてはならない」と訴えた。


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いま国会で審議中の安保法案について、小林さんは「アメリカの戦争に付いていくためだけの法案」とバッサリ。「日本は侵略戦争は二度としない」「日本という国が、二度と侵略戦争に巻き込まれないため、安保法制には反対しなければなりません」と強調した。



【動画】小林よしのりさん講演


https://www.youtube.com/watch?v=X-VCmodDssw




●ベトナム、アフガン、イラクで戦争を繰り返したアメリカ


小林さんは、アメリカが第二次大戦後、ベトナムやアフガニスタン、イラクなどで戦争を繰り返してきた歴史に触れ、「アメリカは今後も必ず、侵略戦争をします」と断言した。



小林さんは「イラク戦争は侵略戦争だった」と指摘し、「アメリカは、今はイラク戦争で懲りている。だから、今後10年で軍縮して、軍縮した部分を日本の戦力で補填しようとしているわけです」と現状を分析した。



しかし、「アメリカという国は、必ずまた戦争をしますよ。アメリカには軍産複合体の問題もあって、古くなった兵器は在庫一掃しなければならない。こんな危険な国はないんですよ」と警鐘を鳴らした。



さらに「安倍首相、自民党は、アメリカが次の侵略戦争を始めたときに、付いていかなければいけないと思っています」と分析したうえで、侵略戦争を放棄している日本としては「この戦争は防衛戦争だから行う、この戦争は侵略戦争だからダメだと、ハッキリ言えなければなりません」と強調していた。



また、安倍首相などが唱えている「中国脅威論」については、「立憲主義と中国の脅威を天秤にかけて、立憲主義を崩壊させなければいけないほど、中国の脅威が迫っているのでしょうか。憲法改正は1〜2年でできます。その1〜2年の間に、中国が日本を侵略してくるでしょうか?」と疑問を呈していた。



(弁護士ドットコムニュース)


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  • 憲法改正は1〜2年でできます???集団的自衛権の部分解禁でもこれだけ騒ぐのにそんな短期間でできるわけないでしょ。どういうステップでそんな短時間でできるんですか
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