ノックで家電を操作できる!? 新発想のスマートリモコン「Knocki」

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2015年08月12日 06:00  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

IoTが話題になるにつれ、徐々にその数を増やしつつあるスマートリモコン。様々なデバイスに対応し、リモコン1つで操作できることが売りのこの分野で、次に求められるのはリモコンとしての優秀さではないだろうか。

誰でも操作できるユニバーサルなデザインや、頭を使う必要のない直感的な操作やインターフェースなど、従来のリモコンが長らく解決を怠っていた課題を、スマートリモコンがどこまで解決してくれるかが重要な課題になってくるだろう。

そしてこの『Knocki』はその課題を解決できるかもしれないのだ。

リモコン操作はもう不要?ノックすることが唯一の操作

この『Knocki』はスマートリモコンだ。家の照明やセキュリティ、音響機器などの操作、スマートフォンを探したり、メッセージの送付など、このリモコンがあれば一般的なスマートリモコンで行えることは大体可能になる。

この『Knocki』の特徴は名前の通り、これらの動作のトリガーがボタンを押すことや画面を操作することではなく“ノックをすること”なのだ。この『Knocki』が取り付けられている壁面やテーブル、ドアなどの面をノックすることがトリガーとなり様々な操作を行うことができる。

例えば、ドアがノックされればメッセージを送付したり、壁をノックして照明を点灯させたり、玄関の壁をノックして家のセキュリティを始動させたりなど、使い方はアイデア次第で無限に広がるというわけだ。

ノックの回数で動作も変化!設定はスマートフォンで簡単に

この『Knocki』は普通のリモコンと違い、持ち運ぶわけではなく設置するものなので、使いたい場所ごとに設置する必要がある。その代わり1つのリモコンに複数の動作を設定することができるのだ。例えば2回ノックすれば照明が点いて、4回ノックすればエアコンがONになるといった具合である。これらの操作は他のスマートリモコンと同様、スマートフォンで設定が可能だ。

この『Knocki』のメリットは“ノックすること”という、ほとんどの人にとって容易な操作がトリガーになっていることだろう。画面での操作や、大量のボタンが配置されたリモコンなど、慣れてしまえば便利になるモノは多いが、そのインターフェースに馴れていない人にとっては恐る恐る操作することになる。それに対し、ノックは誰しもが一度はどこかでしたことのある日常的な操作だ。

それをデバイス操作のトリガーに使うことで、こういったスマートデバイスに対して消極的だった層や、従来のインターフェースでの操作が困難だった人々に普及させるきっかけにもなるだろう。

この『Knocki』は現在プレオーダー中で、割引価格の1つ59ドル(約7,350円)で可能だ。日本までの送料で25ドル(約3,100円) かかるので計10,000円程度かかると思っておけばよいだろう。

複数必要になる分、1つ当たりの値段を抑えてくれているのは嬉しいところだ。プレオーダーで1つ試してみて、使い勝手が合うようであれば追加で注文するというのがいいかもしれない。

【参考・画像】

※ Make Anything a Remote Control – Knocki

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