主要パーツは全て金属!指や手にも優しい「ステンレスベース」

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2015年08月13日 23:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

アッシュやアルダー、バスウッドなど、ベースのボディとなる材料は木材だけでも山ほど挙げられるが、楽器に使われる木は年々減ってきており、価格高騰などの問題が増えてきていることも事実だ。

しかし、海外に“主要パーツをすべて金属で作ってしまった”という驚くべきベースがあることはご存知だろうか?

このルックスからは想像できない“手に優しい造り”

そのベースとは『Stash Stainless Bass Guitar』というもので、ボディやネック、ヘッドなどがすべて金属のステンレスで作られている。

気になる重さは4.5キロと平均的なベースの重量とほぼ同じで、フレット数は24フレット。ネックは筒のような円形で、ブリッジは調整ができるようになっている。

この円形のネックは、演奏時の手や指の負担を軽減する効果があるほか、同一の素材を使用しているため従来のギターやベースよりもチューニングのズレを抑えることが可能となっている。

丸いネックは弦の幅が狭く扱いづらそうだが、多くのベーシストを悩ませている“ネックの反れ”が起きないのでメリットは充分に多いと言えるだろう。

金属の楽器のメリットとデメリット

ステンレス製のベースのデメリットとしてはまず弾きづらいことが挙げられ、音色も木材独特のこもりや温かみがないのでメインで使用することは難しいのかもしれない。

しかし、メンテナンスを大幅に削減できる点や、手をいたわった造りは魅力的で、将来的に金属の楽器を持つ人が増えれば木材の節約に繋がり、環境面でも役に立つ可能性を秘めている。

この『Stash Stainless Bass Guitar』は、公式サイトや海外の楽器店などで販売されている。

価格は2,300ドル(約29万円)とベースの中でも高い部類に入るが、その独特な音色は他にはないので、気になった方は一度チェックしてみてはいかがだろうか。

【参考・画像】

※ Stash Stainless Bass Guitar – stashstainlessbass.com

※ Stash Stainless Bass — Featuring Steven Yanni – YouTube

このニュースに関するつぶやき

  • 40年ほども前にアルミのエレクトリックギターを使っていたミュージシャンがいたのだが……。
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