初音ミクのDNAを挿入、iPS細胞使った作品『Ghost in the Cell』

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2015年09月17日 21:40  CINRA.NET

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BCL + Semitransparent Design『Ghost in the Cell』2015 ©Crypton Future Media, INC.
展覧会『ザ・コンテンポラリー3 Ghost in the Cell: 細胞の中の幽霊』が、9月19日から石川・金沢21世紀美術館で開催される。

同展は、2004年にゲオアグ・トレメルと福原志保によってロンドンで設立されたアーティスト集団・BCLによるプロジェクト『Ghost in the Cell: 細胞の中の幽霊』の展覧会。音声合成ソフト「初音ミク」のDNAと細胞を作ることを目的に、展覧会に先駆けて初音ミクという仮想人格のDNAをユーザーと共に作るウェブ上の共同プロジェクト「hmDNA」と、作成されたDNAを素材にしたハッカソン『Bio Art Hackathon』が開催された。

展覧会では、「hmDNA」で共同制作された初音ミクのDNAをiPS細胞から作成された実際の細胞に挿入し、その細胞を使用したBCLによるインスタレーション作品『Ghost in the Cell』を展示。会場では、初音ミクのDNAが入った心臓の細胞を顕微鏡で鑑賞できるほか、心臓の鼓動がレーザーで視覚され、壁面に映し出される。また、作品のコンセプトを読み解くための様々な関連資料もあわせて展示される。

なお同展は、「ザ・コンテンポラリー」と題した金沢21世紀美術館の展覧会シリーズの第3弾。「移動」「横断」をキーワードにした第2弾展覧会『ザ・コンテンポラリー2 誰が世界を翻訳するのか』が、9月19日から同時開催される。

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