80年代映画界の「イケイケ野郎たち」を回顧するドキュメンタリー

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2015年10月09日 20:00  CINRA.NET

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『キャノンフィルムズ爆走風雲録』ビジュアル
映画『キャノンフィルムズ爆走風雲録』が、11月14日から大阪・シネ・ヌーヴォほか全国で順次公開される。

同作は、映画会社「キャノンフィルムズ」で代表を務めたイスラエル出身のメナハム・ゴーランとヨーラム・グローバスを捉えたドキュメンタリー映画。キャノンフィルムズは、ゴーランがメガホンを取った『デルタ・フォース』をはじめ、『ニンジャ』『暴走機関車』『狼よさらば』シリーズ、ジョン・カサヴェテスやノーマン・メイラーの監督作や『チャタレイ夫人の恋人』など多様な作品をハイペースで制作し、1980年代にハリウッドで注目を集めた。

『キャノンフィルムズ爆走風雲録』では、2014年に逝去したゴーランのキャリアを振り返るだけでなく、グローバスとの友情や彼らの映画への情熱を描く。出演者にはゴーランとグローバスに加えて、シルヴェスター・スタローン、ジャン=クロード・ヴァンダム、ジョン・ヴォイト、チャールズ・ブロンソン、チャック・ノリス、イーライ・ロスらが名を連ねている。

字幕監修は映画評論家の町山智浩が担当。同作について町山は「ブロンソンのマグナム!ショー・コスギのニンジャ!ヴァンダムの股割り!80年代にボンクラ映画でハリウッドに挑戦したのはこんなイケイケ野郎たちだった!これぞ映画秘宝の原点!」とコメントを発表している。

なお同作の公開を記念して、東京・シネマート新宿と大阪・シネ・ヌーヴォでは11月14日から『メナヘム・ゴーラン映画祭』を開催。同イベントではゴーランが監督を務めた『アップル』や製作を手掛けた作品など全14本が上映される。
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