【2007年10大ニュース】 「1億ドルの男」松坂が頂点に、明暗分かれた日本人選手

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2007年12月25日 13:00  mixiニュース

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2007年 10大ニュース

スポーツ編

 移籍総額「1億ドル(約120億円)」と大きな期待を背負い、西武ライオンズからポスティング制度でボストン・レッドソックスに移籍した松坂大輔投手。初先発初勝利で華々しくデビューし、日本の新人投手としては史上最多となる15勝を挙げた。チームメイトである岡島秀樹投手は、抜群の安定感で19試合連続無失点、ア・リーグ月間最優秀新人賞の獲得など、予想以上の活躍で一躍有名に。マリナーズのイチロー外野手は、入団1年目から7年連続となるゴールドグラブ賞受賞。ほかにも7年連続100得点200安打、日本人選手初のオールスター最優秀選手に選ばれるなど、輝かしいシーズンを送った。

 しかしながら、松坂やイチローの栄光の陰で、辛いシーズンを送った日本人選手も多い。例えば、阪神からポスティング制度でヤンキースに入団した井川慶投手。入団直後に結婚を発表するなど、公私ともに充実したシーズンを送ることを期待されたが、結果は14試合2勝3敗、防御率6.25という散々なものに。マイナー降格を2度経験し、12月には米紙から「トレード要員」と報じられた。同じヤンキースに所属する松井秀喜外野手は、一時期高い打率を維持していたものの、ひざの故障もあり、最終的には「戦犯」という不名誉なレッテルを貼られるはめに。また、パイレーツの桑田真澄投手、ブルージェイズの大家友和投手、レンジャーズの大塚晶則投手、カージナルスの田口壮外野手は、紆余曲折を経て所属先から「解雇」という苦渋を味わった。

 今オフは、中日・福留孝介外野手がカブス、広島・黒田博樹投手はドジャース、ロッテ・小林雅英投手はインディアンスと、多くの日本人選手が海を渡る。ファンとしては、松坂投手やイチロー選手同様の活躍を期待する限りだが、明暗が分かれた今季を振り返ってみると、そうたやすくないことが理解できるであろう。果たして彼らの運命は、そして「1億ドルの男」としてのプライドを背負っている松坂投手の2年目の成績は。来季もメジャーから目が離せない。(編集/執筆:mixiニューススタッフ)

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