【2007年10大ニュース】 ハニカミ王子にオグシオ……光る「才能」が押し上げた競技続々

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2007年12月25日 13:00  mixiニュース

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2007年 10大ニュース

スポーツ編

 野球やサッカーなどと比べ、脚光を浴びにくい競技に次々とスターが誕生したのも2007年の特徴だ。まずは男子ゴルフ界から、弱冠15歳という若さで国内プロツアー「マンシングウェアオープン KSBカップ」の優勝をもぎ取ったアマチュアの石川遼選手。優勝インタビューで見せた、マスコミ慣れしていない言動やはにかんだような笑顔から、テレビ中継を担当していた実況アナウンサー・多賀公人さんが「ハニカミ王子」と称したところ、瞬く間に浸透し定着して行った。2007年の流行語大賞に選ばれるという快挙を成し遂げるなど、名実共に2007年の「顔」に認定された形だ。なお15歳での優勝は国内プロツアー史上最年少記録であり、9月にギネスブック認定を受けている。来季までにはプロ転向との報道もあり、2008年も目を離せない存在となりそうだ。

 「オグシオ」こと、小椋久美子選手と潮田玲子選手の存在で注目度が増した女子バトミントン。171cmの長身を誇る小椋選手の強烈なスマッシュと、冷静な判断で試合を操る潮田選手のペアは世界でもトップレベルの実力を誇り、2007年の世界選手権大会女子ダブルスでは3位入賞したほどだ。さわやかなルックスからタレント性も高く、初の写真集も売れ行き好調。また2人が所属する三洋電機は、2008年3月までに放送されるすべてのテレビCMにオグシオの映像を挿入している。経営危機からの脱却を図る同社の「切り札」というわけだ。

 オリンピック正式種目に指定されているものの、目にする機会の少なかった女子ビーチバレーは、浅尾美和選手のタレント活動によって人気急上昇。健康的な笑顔とアイドル顔負けのルックスから「ビーチバレー界の妖精」とも呼ばれ、写真集やDVDはいずれも好調な売れ行きを記録している。ともに戦う西堀健実選手と「妖精ペア」と呼ばれることも。ただ「浅尾効果」で得たビーチバレー人気は良いことばかりではなく、タダ見客やマナーの悪いファンの増加、選手へのボディタッチ、水着写真のネット掲載など、問題も相次いで浮上。カメラ規制やガードマンの配備、観客席の設置と対策を施しているものの、いたちごっこが続いている。

 次はどの競技からスターが誕生するのか。発掘し成長を見守るのも、マイナースポーツに注目する醍醐味だ。(編集/執筆:mixiニューススタッフ)

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