物議を醸したアンジー監督作『アンブロークン』、日本公開が決定

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2015年10月22日 10:00  CINRA.NET

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『不屈の男 アンブロークン』 ©2014 UNIVERSAL STUDIOS
アンジェリーナ・ジョリー監督の映画『Unbroken』が、『不屈の男 アンブロークン』の邦題で2016年2月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

作中の第二次世界大戦下における旧日本軍の描写が議論を呼び、今年1月に日本公開が中止された同作は、実在のアメリカ空軍パイロットであるルイ・ザンペリーニが、海への不時着や47日間の漂流生活、旧日本軍の捕虜になるなど、様々な苦難を生き抜く姿を描いた作品。

ベルリンオリンピックの陸上競技で驚異的なタイムを叩きだした経歴を持つザンペリーニ役をジャック・オコンネルが演じているほか、ザンペリーニに病的な執着を見せ、執拗な虐待を行うワタナベ伍長役にはミュージシャンのMIYAVIがキャスティングされている。脚本にはジョエル&イーサン・コーエンも参加している。

なお同作の日本公開は、映画の舞台のひとつが日本であるにもかかわらず国内公開されないことへの違和感や、戦争を描く様々な形の映画があるべきというスタンス、さらに同作が苦難を不屈の精神で乗り越える男を戦争を背景に描いた力強いドラマであるという点から、製作のユニバーサルと配給のビターズ・エンドが合意し、シアター・イメージフォーラムの賛同を得て決定したという。
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