多部未華子の娘役に小林聡美、『あやしい彼女』追加キャスト6人

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2015年11月06日 10:10  CINRA.NET

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左上から時計回りに小林聡美、要潤、志賀廣太郎、北村匠海 ©2016「あやカノ」製作委員会 ©2014 CJ E&M CORPORATION
2016年4月1日から全国で公開される多部未華子主演の映画『あやしい彼女』の追加キャストが発表された。

韓国映画『怪しい彼女』のリメイク版となる同作。毒舌で頑固でおせっかいな73歳の女性・瀬山カツが、ふと目にした写真館で写真を撮ったことをきっかけに20歳の容姿に戻り、髪型や服装、名前を「大鳥節子」に変えて思い通りの人生を送り始めるという物語だ。多部が大鳥節子こと20歳のカツを演じるほか、73歳のカツ役に倍賞美津子がキャスティングされている。監督は映画『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』などの水田伸生。

今回出演が明らかになったのは、カツの娘でファッション雑誌の編集長・瀬山幸恵役の小林聡美、大鳥節子の歌声に魅了され、彼女自身にも惹かれていく音楽プロデューサー・小林拓人役の要潤、幸恵の娘でバンドマンの瀬山翼役の北村匠海(DISH//)、カツと旧知の仲である銭湯の店主・中田次郎役の志賀廣太郎。さらにカツと犬猿の仲の相原みどりを演じる金井克子、カツの運命を変える写真を撮影する写真館の店主役の温水洋一もキャストに名を連ねている。

■小林聡美のコメント
水田監督の撮られる娯楽映画は、華やかでエネルギッシュで元気をもらえます。監督のジェントルマンな佇まいの、どこからこんな愉快なアイデアがうまれてくるのか謎ですが、今回そんな世界に私も参加できること、大変光栄に思います。私の役は、「おばさん」です。息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみ噛みしめるお年頃。どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃です。とにかく、私も大いに楽しみながら、面白い作品になるよう頑張りたいと思います。

■要潤のコメント
予てよりお逢いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした。現場では世間話や雑談をし、大きな声で笑う水田監督ですが、カメラの前に立った役者は皆、心地よく役を生きる事ができます。言葉では表せない「包容感」に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられた事は幸せでした。リメイク作品ですが、ぜひ我々のオリジナル作品として楽しんでください。

■北村匠海のコメント
「怪しい彼女」の日本版リメイクで水田監督からオファーをいただき、本当に光栄です。
水田監督の父のようなあたたかさに助けられながら日々撮影しています。僕なりの準備として、水田監督が過去に手がけられた作品から役作りに関してたくさんのヒントをいただきました。そのヒントと自分らしさを掛け合わせて、今回“翼”という役を精一杯演じさせていただいてます。僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦なので、すごく“翼”という役が新鮮で楽しいです。主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆様と共に、映画を見る方々の心に届く、あたたかい作品を作れればと思っています。ぜひ映画館でご覧ください。

■志賀廣太郎のコメント
最初にお話いただいたとき「怪しい彼女」だと思っていました。ホラー映画か?台本いただき「怪しい」が「あやしい」だったので、字面から何となく柔らかさを感じ、読んで気持ちが和みました。水田監督、撮影の中山さんの小道具の置き位置や光と影などに対する細かな気配り、それに応えるスタッフの方々。良い時間を過ごさせていただいています。今から上映が楽しみです。
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