※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]
■作品概要
いつも一人で過ごしている空気のような存在の「彩」。ひとりが好きな「彩」は、いつも教室や図書室で本を読んで過ごしていた。ある日の放課後、図書室の貸し出しカウンターで作業をしていると、学校の有名人「健」が現れ「俺、あんたに興味があるんだよな!」と爽やかに告げられる。両極端なふたりに恋は芽生える?
●第6話(後半)「今も俺から逃げたい?」
健「なんで?巴彩、なんて華やかで可愛い名前じゃないか」
彩「あ、あきらかな、な、名前負けです・・・自分はこんなに地味なのに、名前ばっかり派手で、困ります」
健「ああ、地味子って呼ばれてるんだっけ?それもひどい話だけど」
彩「実際地味、なので。初対面の人にはまず顔を覚えてもらえないです・・・、せんぱいみたいに胸張って言えるような事も、特出する点もないですし」
健「俺は覚えたよ」
彩「え・・・」
健「俺はあんたの事ちゃんと覚えた。普通科の英語クラスで、だけど英語はペラペラでもなくて、本が好きで、兄貴がいて、地味子って呼ばれてて名前負けしてるって落ちこんでる巴彩」
彩「・・・さ、最後は余計です・・・いえ、本当の事ではあるんですけど」
健「あ、あとチワワみたいに終始震えてる。なぁ、あんたがチワワみたいに、プルプルしてるのって、相手が俺だから?」
彩「え・・・」
健「俺が、体育科の人間だからそんなビクついてしゃべってんの?」
彩「そ、そういうわけでは・・・」
健「じゃあ先輩だから?あ、でもあんた最初からそんな話し方だったか。あんたさ、本の事話す時は普通に話せてただろ?だから俺が悪いのかなって」
彩「じ、ぶんは、だ、誰に対しても基本、そうなので。せ、先輩は特別そう、というわけでは」
健「え、あんた誰にでもこんな話し方なの?」
彩「さ、すがに先生と話す時とか、委員会の時は頑張ってスイッチ入れて話し、ます」
健「スイッチ?え、スイッチってなに?」
彩「ちゃ、ちゃんと話さなきゃスイッチです。先輩だって、ぶ、部活モードとかあり、ますよね?」
健「話すのに集中するってこと?」
彩「というより、に、げたくなる自分に、気合を入れるといいますか」
健「あんた誰かと話してると逃げたくなるの?」
彩「なるんです・・・悲しいことに」
健「今も、俺から逃げたい?」
彩「そ、そんな事は・・・ない、です」
健「ほんとにほんと?」
彩「・・・すみません、逃げたいです」
健「あはは、あんたほんと面白いなぁ」
彩「じ、自分はまったく面白みもない人間です。せ、先輩だって話してても楽しくないって、言ってたじゃないですか。なのに、な、なんでそんな楽しそうに笑ってるのか、い、意味がわかりません」
健「反応みてるのは楽しいって言っただろ?自分には何もないって落ちこんでウジウジしてるのも、俺に覚えたって言われてちょっと嬉しそうにしたのも、みてて飽きない」
彩「う、嬉しそうになんか」
健「してたって。自分の事認識してもらって嬉しかったんだろ?素直に認めたらいいのに」
彩「せ、先輩って意地悪です、ね」
健「今は俺の言葉をちょっと嬉しいと思ったのに、勝手に俺に失望してまた落ちこんでる」
彩「・・・」
健「うじうじしててかわいいな、巴」
【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]第7話(前半)へ続く
●出演キャラクター
工藤健(くどうけん)17歳:高校生
巴彩(ともえあや)16歳:高校生
●声優および制作クリエイター
シナリオ:久潟椎奈
イラスト:三月涼
男性声優:内野真世
女性声優:澤江まゆき
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
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近日リリース予定