同作は、安東能明の警察小説シリーズ『撃てない警官』をもとにした連続ドラマ。不可解な事件を機に左遷された本庁所属のエリート警官・柴崎令司が、自分に罠を仕掛けた人物を追いながら、出世コースに向けた計画を立てるというあらすじだ。
元警察官の義父を慕い、妻子に愛情を注ぐ一方で、出世のためには平気で同僚を脅迫する柴崎役を演じるのは、田辺誠一。共演者には石黒賢、中越典子、嶋田久作、山本學らが名を連ねている。監督は映画『西の魔女が死んだ』『8月のクリスマス』などを手掛けた長崎俊一が務める。劇中音楽は大友良英が担当。
自身が演じる柴崎について田辺は、「柴崎は熱血漢なキャラクターではないのですが、ある種の人間として(組織や社会の)不正などを許せない、気持ち悪いという想いは誰でもあると思うので、柴崎なりに(不正などに)一つ一つ向き合っていくのは面白いなと思います。自分としてもなるべくそういう風にありたいなと思うので、そこら辺は共感します」と語っている。
■田辺誠一のコメント
登場する男たちが白なのか、黒なのか、グレーなのか、どんな生き方なのか、どこの色を目指しているのか。
|
|