でも、そういうノリがいいのかもしれない。この殺伐とした時代には。
クラウドファンディングサイト『Kickstarter』には「え、ちょっと待って。誰か止めようとしなかったの?」というプロジェクトが提案されることがあるが、新機軸のドローン『PhoneDrone Ethos』もその1つといっていいだろう。
なにがひどい、もとい、凄いかって、スマートフォンをユーザーインターフェースとして使うのではなく、ドローンそのものに搭載するというのだから。
飛ばすの!? ディスプレイつきの高価なスマートフォンを空高く!?
スマートフォンでセットした高度までドローンを高く飛ばす
なぜドローンにスマートフォンをセットする必要があるのだろうか。それはスマートフォンがドローンの司令部となるからだ。
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専用のアプリに高度や飛行ルート、着陸地点などをセットすることで、その通りにドローンを飛ばすことができる。
コストのかかる制御ユニット部分をスマートフォンに任せることで、195ドルから高度な飛行ルートを設定できるドローンが入手できるというプロジェクトなのだ。
スマートフォンは地面に対して水平にセットするが、カメラ部には角度調整可能なミラーを装着することで、飛行中の動画/静止画撮影が可能に。
また、下部には厚みのあるバンパー代わりのカバーをつけることで、万が一の不時着時もスマートフォンを守る設計となっている。
装着するスマートフォンとは別の端末があれば、アプリにセットした航路だけではなく、ワイヤレスコントロールも可能になるとのこと。『Apple Watch』による操作にも対応している。
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搭載可能端末は、iPhoneシリーズの場合はiPhone: 4S, 5, 5C, 5S, 6, 6 Plus, 6S, 6S Plus。
現在進行形の愛機を飛ばすのは怖いかもしれないが、古くなってリセールバリューも悪くなったiPhone 4SやiPhone 5の余生プランとしては、アリ・ナシでいえば大アリだ。
そう考えている人も多いのであろうか。プロジェクトは目標金額を達成している。
【参考・画像】
※ PhoneDrone Ethos – A whole new dimension for your smartphone – Kickstarter
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【動画】
※ PhoneDrone Ethos – A whole new dimension for your smartphone – YouTube