【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第5話(前半)「真面目にやってください」

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2015年11月28日 07:20  キャラペディア

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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]

■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。


●第5話(前半)「真面目にやってください」


藤沢「さ、無駄話してないでどんどん物を捨てていきますよ」

山田「もはや捨てる前提じゃないですか〜」

藤沢「ならこういうのはどうですか?各スペース、本と仕事の物以外で先生がどうしても捨てられないもの3つを残す。あとは全部捨てる」

山田「え?」

藤沢「それなら先生もその捨てられない癖を我慢できるでしょう」

山田「わ、わかりました」

藤沢「じゃあこの本棚で絶対残しておきたい3つを選んでください」

山田「うぅ・・・どうしよう」

藤沢「早く決めないとどんどん捨てていきますからね」

山田「ちょ、ちょっと待ってくださいよ」

藤沢「待ちません・・・というか今まで先生のだらしなさに合わせて散々待ちました」

山田「うー。じゃあ、この焼酎のボトルとお猪口と・・・この写真立てで」

藤沢「わかりました。じゃあその3つは残しておきましょう」

山田「本当はまだ見てないDVDとかいっぱい残したいものあるのに・・・」

藤沢「あきらめてください。さ、捨てていきますよ」

山田「・・・はい」

藤沢「じゃあ僕が上の段からものを捨てていくので、先生はしたの段から捨てて行ってください」

山田「はーい」

藤沢「・・・・さすがにでかい本棚だけにものがたくさんありますね」

山田「・・・」

藤沢「というか本棚に入ってる本少なくないですか?」

山田「・・・」

藤沢「先生?」

山田「・・・・」

藤沢「先生!」

山田「は、はいなんでしょう?」

藤沢「・・・今、後ろに隠したものを出してください」

山田「さ、さぁ、な、何のことでしょう」

藤沢「本当にあなたは子どもですか!捨てられないから隠すって・・・本気で殴りますよ?」

山田「ごめんなさい」

藤沢「まさかここまでどうしようもないとは」

山田「だ、だって〜」

藤沢「だってじゃありません!さ、捨ててください」

山田「う〜ごめんよお前達・・・私がだらしないばっかりに」

藤沢「まったくもってその通りですね」

藤沢「次にやったら、この焼酎のボトルも捨てますからね」

山田「そ、それだけはご勘弁を」

藤沢「なら真面目にやってください」

山田「・・・はい」

藤沢「まったく・・・じゃあ続けてください」

山田「はい」

藤沢「・・・で、さっきの話に戻りますが、本棚に本が少なくないですか?毎回僕が買わされるいろんな本はどこに?」

山田「古い作品やもう何回も読んで内容を隅々まで頭に叩き込んだものはダンボールに入れて押入れにしまってあるんです」

藤沢「なんで本に対してはそんなに几帳面なんですか」


【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]第5話(後半)へ続く


●出演キャラクター

藤沢樹(ふじさわいつき)26歳:編集者
山田典子(やまだのりこ)29歳:作家

●声優および制作クリエイター

シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:柊唯也
女性声優:加藤みずき

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
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