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10日から東京凱旋公演に入るハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』。アニメ2期が放送中の人気マンガ『ハイキュー!!』(集英社)を原作にした作品ということで、多くの注目を集めているが、すでに観劇をした一部ファンから不満の声が上がっているという。
「Twitterを中心に『ファンの観劇マナーが悪い』という声が多数上がっています。私が観劇した際も、公演中にこそこそ会話をする人が近くにいて、不快な気持ちになりました。別の席で観劇していた友人の近くにも観劇マナーが悪い人がいたようで、不満を口にしていましたね。作品自体は素晴らしかっただけに、とても残念です」(作品を観劇したファン)
公式サイトを見ると、「劇場内での注意事項」として上演中の私語や大声を出す行為、身を乗り出しての観劇、携帯電話などの機器の電源は切る、客席内での飲食の禁止などを表記している。ファンによると、上演前にもアナウンスしているそうだ。だが、ネットを見ると、「観劇マナー悪すぎて笑うしかなかった」「上演中話さない、携帯の電源は切るくらいは守ってほしい」と観劇したファンから不満の声が上がっている状態。なぜ、“観劇マナーが悪い”ファンがこうも目立つこととなってしまったのだろうか……。
「原因のひとつに、『2.5次元作品の増加』が考えられます。2.5次元作品の走りとも言われるミュージカル『テニスの王子様』の場合は、口コミで人気が広がったこともあってか、それと同時に観劇マナーもそれとなくファンからファンへ植え付けられていきました。まさに、今年で12年目という歴史の賜物と言えるでしょう。しかし、近年多くのアニメやマンガが舞台・ミュージカル化がされる中、飛び込みで2.5次元作品を見る、いわゆる“観劇初心者ファン”も増加しています。まさにこれは、2.5次元作品の発展を国際規模で目指す『2.5次元ミュージカル協会』の狙い通りとも言えますが、“観劇初心者ファン”が増えたことで、マナー違反をするファンも多数見受けられることとなってしまったのではないでしょうか」(舞台関係者)
「マナー違反をしているのは“観劇初心者ファン”だとは断定できませんが、『ハイキュー!!』の休憩中、近くにいた『初めて2.5次元作品を見た』という女性ファンが『興奮して声抑えられなかった〜』と発言していました。その人の友人も特に注意はしていなかったです」(作品を観劇したファン)
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ネットでは、「私の周りにはマナー悪い人はいなかった」という声も見受けられるだけに、『ハイキュー!!』で、マナー違反をしているのはごく一部のファンとうかがえる。しかし、公式サイトや劇場でアナウンスをしているものの、「マナー違反が多い」という声が多数上がっている以上は、本作に限らず、舞台側も注意喚起の方法を見直す必要があるのかもしれない。
しかも、『ハイキュー!!』は観劇マナーに限らず、出演キャストへの出待ち行為が問題視され、キャストのひとりがTwitterでファンに注意をしたばかり。続編を望む声も多数上がっているだけに、改善されるといいのだが……。
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