(C)EGGMODE.inc※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]
■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。
●第12話(前半)「僕はあなたを愛しています」
藤沢「僕が中学生の頃から一番見たかったものは典子さんの笑顔なんですから」
山田「な、何言ってるんですか」
藤沢「典子さんは、僕にいつもしかめっ面だったって言ってましたけど、それは典子さんもですよ」
山田「えっ?」
藤沢「典子さん・・・というか唯ヶ浜先生の担当として初めてあったときの事覚えてますか?」
山田「それは、さっきも言っていましたけど私が全然喋らなくて・・・」
藤沢「その時、僕は驚いたんですよ」
山田「え、なんでですか?」
藤沢「唯ヶ浜先生が典子さんだったことも驚きでしたが、昔はあんなに明るかった典子さんが暗く無口になっていたことにです」
山田「まぁ引きこもって時期も長かったですしね」
藤沢「あの日、本当は典子さんに自分が藤沢加奈の弟であること告げたかったんです」
山田「藤沢さん」
藤沢「でも、きっと典子さんは姉に対して何か思うところがあると思っていたので言えませんでした」
山田「・・・すみません」
藤沢「いえ、典子さんが謝ることではありません。むしろ僕の方こそ早く言えなくて」
山田「そんなこと」
藤沢「だからいつか典子さんが昔のように戻ったら打ち明けようと様子を見ていました」
山田「なんかいつの間にか暗いキャラクターが染み付いてしまったようで」
藤沢「本当は昔のように笑って欲しかったです」
山田「そんなに変わりましたか?」
藤沢「それはもう、別人かと思うほどに」
山田「自分ではそこまで変わったつもりはないのですが」
藤沢「僕の遠い記憶、中学生の頃に見ていた典子さんは姉と一緒にいつも笑っていました」
山田「・・・」
藤沢「いつも一緒に僕の家に帰ってくる二人をを見ていたような気がします」
山田「あの頃はいつも加奈ちゃんと一緒で・・・」
藤沢「二人が笑いあったり、真面目に物語について語り合ったり、時には意見をぶつけていたり・・・僕はいつも外から見ているだけでしたが、とても幸せでした」
山田「でも、時々おやつを持ってきてくれた藤沢さんのこと、ちゃんと覚えていますよ」
藤沢「あまりにも二人がうらやましかったので、時には仲間に入りたかったんですよ」
山田「そんな藤沢さんが可愛かったです」
藤沢「そうですか?」
山田「それこそ、今とは別人のように」
藤沢「僕も大人になりましたから」
山田「それはなんだか嬉しいような、悲しいような」
藤沢「でも今の編集者の道を選んだのは二人の影響なんですよ」
山田「そうなんですか?」
藤沢「二人に関わるうちに僕も物語に興味を持つようになったんですが、生憎、文章を書く才能はなかったようで」
【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]第12話(後半)へ続く
●出演キャラクター
藤沢樹(ふじさわいつき)26歳:編集者
山田典子(やまだのりこ)29歳:作家
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:柊唯也
女性声優:加藤みずき
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474