【冴え女シリーズ（９）】[姉さんの家政婦じゃ終わらない]最終話（前半）「俺なんかでいいの？」

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【冴え女シリーズ（９）】[- 姉さんの家政婦じゃ終わらない -]

■作品概要
「宏紀」が１４歳の時に父親が再婚し、相手方の連れ子であった「美咲」と血の繋がっていない姉弟に。それから３年が経ち、美咲は春から宏紀の通う高校に勤める事になる。宏紀が１人暮らしを始めた美咲の家を訪れると相変わらず部屋は散らかっていた。部屋を片付けていた宏紀は偶然「美咲」のノートを見つける・・・。


●最終話（前半）「俺なんかでいいの？」


宏紀「・・・姉貴？」

美咲「・・・ごめん」

宏紀「え・・・」

美咲「・・・・」

宏紀「あ・・・ははっ、そうだよな・・・突然、弟にこんな事いわれても困るよな」

美咲「えっと、そうじゃなくて！」

宏紀「え？」

美咲「なんていうか・・・男の人にそんなこと言われたの初めてだったから」

宏紀「姉貴」

美咲「それにひろちゃんの事そういう目で見たことなくて」

宏紀「じゃあやっぱり」

美咲「私ね・・・ひろちゃんのこと本当に大好きだよ。それは家族として・・・血は繋がってなくても本当に弟として大切に想ってた」

宏紀「っ！」

美咲「でもね、今ひろちゃんの気持ちを聞いて考えてみたの・・・そしたらね、その家族として好きの中に少しだけ男の人としてひろちゃんのことが好きって気持ちもあったの」

宏紀「それって」

美咲「でもこれが本当にひろちゃんのことを男の人として好きなのか自信がなくて」

宏紀「・・・」

美咲「今まで、男の人と付き合ったこともないし、先生って夢ばかり追いかけてきたから好きな人も出来たことないし」

宏紀「姉貴」

美咲「今、一番身近にいる男の人だからそう思ってるだけなのかも・・・」

宏紀「うん」

美咲「だからね・・・ひろちゃんみたいに自信を持って好きって言えないけど」

宏紀「え」

美咲「それでも、ひろちゃんがいいって言ってくれるなら・・・よろしくお願いします」

宏紀「・・・ほんとに？」

美咲「・・・うん」

宏紀「俺なんかでいいの？」

美咲「ちゃんと・・・私が自信をもってひろちゃんの事好きって言える様にしてね」

宏紀「う・・・うぉっしゃ〜！」

美咲「ひ、ひろちゃん？」

宏紀「やった〜！姉貴〜大好きだ！！」

美咲「う・・・うん」

宏紀「なんだろ？なんつーか、大好きって言葉しか出てこねぇ」

美咲「ふふ、なんかひろちゃんらしい」

宏紀「これから、絶対姉貴のこと幸せにするな！」

美咲「ありがと」

宏紀「あ、これからは姉貴って呼ばないほうがいいかな？」


【冴え女シリーズ（９）】[- 姉さんの家政婦じゃ終わらない -]最終話（後半）へ続く


●出演キャラクター

御田宏紀（みたひろき）17歳：高校生
御田美咲（みたみさき）22歳：高校教師

●声優および制作クリエイター

シナリオ：西尾優一
イラスト：和音ハカ
男性声優：生駒上総
女性声優：佐藤ねこ丸

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン＆イケボ男性との１時間のオリジナルラブストーリー（ボイス＆アニメーションドラマ）を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
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