1950年代にアメリカで生まれたロック。大衆化と細分化によって、音楽ジャンルとしてのロックを厳密に定義することはもはや困難になっていますが、日本では「ロック」という言葉に「古くさい既製概念や社会体制などに対する怒りを表現する」というイメージを持つ人が多いようです。いつまでも新しく、反体制な生き様を見せてくれる「ロックな生き方をしていると思う有名人ランキング」には、どんな人が上位に選ばれたのでしょうか。
1位に輝いたのは、ロックシンガー以外にも、俳優、イベントプロデューサーな多彩な顔を持つ《内田裕也》。1991年に出馬した東京都知事選挙の政見放送で延々とロックソングを歌って世間をあっと言わせたように、その破天荒な生き方は、既製概念にこだわる人には予測不能。来日時に機材にクレームをつけた海外の大物アーティストを殴りつけたり、国内アーティストに目を向けない音楽事務所に殴り込んだりと派手なエピソードには事欠きませんが、彼を慕うミュージシャンも多いようです。 2位は、1970年にロックバンド・RCサクセションのボーカルとしてデビューした《忌野清志郎》。原発問題を扱った『COVERS』など、過激な楽曲を数多く生み出してきたことで知られています。また、ラジオ局が自曲の放送を禁止にしたことに抗議して、テレビ番組の生放送でラジオ局を非難する歌を演奏したり、『君が代』をロック風にアレンジしたりと、行動の方も曲に負けず劣らずロックです。 お笑い業界からは、《北野武(ビートたけし)》が5位にランクイン。近年は、文化人としての側面ばかりが伝えられがちですが、彼もまた筋金入りのロックな生き方をしてきた人物の1人。お笑いコンビ・ツービート時代にはスピード感あふれる型破りな毒舌漫才で一世を風びし、B&Bや紳助・竜介らと漫才ブームを巻き起こしました。また、バラエティ番組全盛の1980年代後半から1990年代前半にかけては『風雲!たけし城』『天才!たけしの元気が出るテレビ!!』などの企画・構成を自ら手掛け、一般視聴者を参加させてそのリアクションを楽しむというスタイルを確立。芸能人を主役に据えた番組が大半を占めていたバラエティの世界に革命を起こしました。 このほかにも、現東京都知事の《石原慎太郎》や作家の《瀬戸内寂聴》、デザイナーの《山本寛斎》などが人気を集めました。いずれも既製概念にとらわれない行動・発言ゆえに厳しいバッシングを受けた経験を持っていますが、それをものともせずに我が道を行く姿に喝さいを贈る人も少なくありません。保守的・事なかれ主義的と言われる今の日本人に必要なのは、彼らのような「ロックな生き方」なのかもしれませんね。
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