【アニメ漫画キャラの魅力】気苦労主将は伊達の良心「茂庭要」の魅力とは?『ハイキュー!!』

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2016年01月18日 09:30  キャラペディア

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『ハイキュー!!』は週刊少年ジャンプにて連載されている、高校バレーの魅力がギッシリと詰まった作品です。連載当初のキャッチフレーズは「劇的青春」。また、作中では敵味方校共に個性あふれるキャラクターが多数登場し、多くのファンを魅了しています。コミックスの他にも、ノベライズ(小説)や四コマ本も刊行されており、TVアニメ放映は第二期が、前後編形式でTVアニメの総集編が劇場映画として上映されました。また3DSゲームの他にも、バレーボールを題材にした新しいカードゲーム「バボカ」も発売されています。今回は、そんな『ハイキュー!!』から、烏野の前に立ちはだかり続けた“伊達の鉄壁”こと伊達工主将「茂庭要」の魅力についてご紹介させて頂きます。


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⇒茂庭要とは?(ハイキュー!!)
http://www.charapedia.jp/character/info/16809/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■好物は「ごはんですよ」

 「茂庭要(もにわかなめ)」は、伊達工業高校(通称:伊達工)男子バレー部所属の三年生です。ポジションはセッター(S)、背番号は2番。県下でも飛びぬけて強固なブロックは“伊達の鉄壁”とも称され、彼はそのチームを率いる主将でもあります。

 身長は176.3cmで体重は67.5kgと、“鉄壁”を誇るネット際を主体にしたプレイスタイルの伊達工において、(リベロを除けば)茂庭は小柄な方でしょう。ハネ気味な短い髪の毛が印象的で、いつも笑顔(時々困り顔にはなりますが)でいるのが茂庭です。そして、コミックスに記載されている彼の好物は「ごはんですよ」。実に“茂庭らしい!”と思えてしまえるような、気さくで人好きされやすい人柄です。

 また、コミックス記載の最近の悩みが「2年」とある通り、茂庭は一つ下の「青根」や「二口」にかなり手を焼いているようです。他所のチーム選手を無言で指差し、勝手に「ロックオン」する無口な「青根」。反対に余計な一言で他人を動揺させたり先輩さえおちょくる「二口」。先にも述べた茂庭の困り顔の原因は、こうした面倒ごとを繰り返す後輩への気苦労なのかもしれません。

■ハイハイハイ!呑まれない!!

 “伊達の鉄壁”と称されるブロックは、「青根」を中心とした主力選手が担い、さらに攻撃も同じ三年に「鎌先」という頼もしい仲間がいるのですから、チームを率いなければならない主将の茂庭にとっては、大変心強かったと思われます。しかし、この“心強いチームメイト”こそが、茂庭の頭痛のタネでもあるのです・・・。

 まず、伊達の鉄壁一番の屋台骨である二年の青根は、優秀な選手を見付けるそばから相手を指差し、勝手に「ロックオン」し他校に迷惑をかけます・・・。そしてもう一人の迷惑児こと「二口」に至っては、選手への挑発や心を挫かせる言動は他校だけに及ばず、自チーム三年の「鎌先」にもその毒舌の矛先を向けるのです・・・。そんな二口に見事のせられてしまう「鎌先」を加え、茂庭の苦労は絶えません。

 しかし、そんな騒がしい問題児たちを抱えながらも、茂庭は自分の立場や成すべき事をしっかりとこなします。鼻っ柱の強い後輩達が、烏野との対戦で「日向」の攻撃に面食らい飲まれかけてもいても、「ハイハイハイ!呑まれない!!」と自分達の力を信じるよう落ち着かせました。

 「お前達は今まで色んなスパイカーをねじ伏せてきた!」。茂庭は問題児である後輩達を心から信頼し、そして導く。そんな素晴らしい先輩なのです。

■俺達こそが「鉄壁」

 烏野に追い込まれた際、後輩らへ信頼の言葉を語る茂庭に、一番の問題児であった二口がこう訂正を求めます。

「“お前達”じゃなく“俺達”って言って下さいよっ」

 その言葉は茂庭にとってどんなに嬉しかった事でしょう。クソ生意気だと思っていた後輩は、こんなにも自分達を認めてくれていたのです。実は、茂庭たち三年の世代は、「強豪」と呼ばれる伊達工でも“ハズレ”や“不作”と呼ばれた世代でした。烏野戦敗退後、茂庭達三年は最後のチャンスでもある「春高」への出場を諦め、次世代である二口たちへと自分たちの夢を託したのです。

 コミックス6巻のおまけ漫画でも、こうした三年らの思いが描かれていました。「でも 来年は 来年の“鉄壁”は 絶対崩れねぇよ」。彼らの涙と思いは、こうして次世代と受け継がれていくのです。

 強豪チームで主将を務める重圧は大変なものだと思います。しかし、問題児と呼ばれた後輩たちを信じ、皆をまとめながら戦い続けてきた姿こそ、信頼される伊達工男子バレー部主将「茂庭要」の最大の魅力なのかもしれません。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:高塔(キャラペディア公式ライター)

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