【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第5話(前半)「考えたこともなかったな」

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2016年01月19日 09:10  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第5話(前半)「考えたこともなかったな」


しずか「・・・懐かしいですね」

蓮条寺「そうだな・・・。」

蓮条寺「あの頃はよく白川神社へ行って、流也も一緒に三人で遊んだ」

しずか「流也さんが狛犬に登って降りられなくなったり、」

蓮条寺「そんなこともあったな。まったくあいつは昔から・・・」

しずか「ふふ」

蓮条寺「あの頃から、私は家元としての教育を受けていたが、三人で遊ぶときだけが、子どもらしくいられる時間だった・・・」

しずか「先生は、幼い頃から努力をされていらっしゃいましたからね・・・」

蓮条寺「家には茶道が根付いていたから、あまり疑問は感じなかったが・・・最近になって、ふと思うことがある」

しずか「?」

蓮条寺「他の生き方は、なかったのだろうかと」

しずか「先生・・・」

蓮条寺「今が不満なわけではない。しかし、茶道を広めていこうとする中で様々な人と出会う中で、自分がいかに狭い世界で生きてきたかを思い知ったのだ」

しずか「先生は、十分に見聞を広めておいでです・・・!」

蓮条寺「・・・そう言ってくれるのは、お前だけだ」

しずか「・・・っ」

蓮条寺「私はまだまだ世間に疎い。世俗から離れて茶を点てているだけでは、茶道を普及させていくことはできない。それに、」

しずか「それに?」

蓮条寺「見合いも上手くいかない」

しずか「・・・ふふ」

蓮条寺「お前の笑い顔は、久しぶりに見たな・・・」

しずか「!」

蓮条寺「稽古のときは、いつも緊張した顔をしている」

しずか「ご覧になっていたんですか」

蓮条寺「お前も、私の代わりに稽古をつけるときがあるからわかるだろう。教える人間の視界は、存外と広い」

しずか「・・・みなさまのことをよく見ようと、努めるからでしょうか」

蓮条寺「そうだな・・・」

しずか「・・・どうされたんです、今日は」

蓮条寺「なにがだ?」

しずか「すごく、お優しいです」

蓮条寺「そうか?いつもと変わらないつもりだが」

しずか「・・・大違いです」

蓮条寺「一服点てようか。茶菓子もある」

しずか「では私が、」

蓮条寺「いや・・・点てさせてくれ」


【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第5話(後半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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