【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]最終話(後半)「抱きしめれば良いのか」

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2016年02月03日 10:30  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●最終話(後半)「抱きしめれば良いのか」


蓮条寺「私と、結婚してくれないか」

しずか「あの。ひとつ教えて頂けませんか」

蓮条寺「なんだ」

しずか「ひょっとして、今日はそれをおっしゃるために・・・?」

蓮条寺「そうだ。予定を全部キャンセルして、晶月庵(しょうげつあん)のゆずわらびを買いに行った。お前が好きだと言っていたのを覚えていたから・・・」

しずか「ありがとうございます・・・」

蓮条寺「見合いをしても、お前のことばかり考えていた。結局、お前のことが好きだから、他の女性に難癖をつけているだけなのだと気付くには、少し時間がかかったが・・・。それを自覚したから・・・今日は一大決心をして、お前を呼び出した」

しずか「そうだったんですね・・・」

蓮条寺「・・・返事を、もらえないか?」

しずか「・・・私で・・・宜しければ」

蓮条寺「お前しか、いないのだ」

しずか「では・・・謹んで、お受けいたします」

蓮条寺「ありがとう」

しずか「・・・」

蓮条寺「―――どうしてほしい。私には、女心など分からない。こういうときにどうするべきなのか・・・」

しずか「わ、私に聞かれても・・・」

蓮条寺「抱きしめれば、良いのか」

しずか「そ、そうですね・・・」

蓮条寺「なるほど・・・心が安らぐ。苦しくは、ないか」

しずか「・・・はい」

蓮条寺「もう少し強く、抱きしめても良いか」

しずか「はい・・・」

蓮条寺「自分でも分からないのだが・・・そうしたい」

しずか「・・・」

蓮条寺「不思議な気持ちだ・・・。これが、恋というものなのだろうな」

しずか「先生、」

蓮条寺「すまない、苦しかったか」

しずか「いえ、そうではなくて」

蓮条寺「どうした」

しずか「・・・もう、あの頃のように呼んでは頂けないのでしょうか」

蓮条寺「・・・?」

しずか「いえ、なんでもありません。ごめんなさい・・・」

蓮条寺「・・・謝ってばかりだな、『しずか』は」

しずか「・・・っ」

蓮条寺「しずか。岐阜へ、一緒に行ってくれるか」

しずか「・・・嘘をつかなくても、良いのなら」

蓮条寺「嘘など・・・つかせるものか」

しずか「・・・」

蓮条寺「ちゃんと、婚約者だと紹介してやる」

しずか「はい・・・」

蓮条寺「だから私と、ずっと一緒にいてほしい・・・」


【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]第1話(前半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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