【アニメ漫画キャラの魅力】私はこの世で最も美しく強い!美と知略の星・妖星「ユダ」の魅力『北斗の拳』

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2016年02月08日 10:20  キャラペディア

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当然ながら、主人公として巻頭カラーにでもならないかぎり、大概のキャラクターは白黒です。そして、『北斗の拳』において、カラーになり“とんでもない事”になっていたのは「ユダ」様でした。妖星、南斗紅鶴拳の使い手である彼ですが、赤い髪に眉、紫の唇とアイシャドウ、ばきばきのつけまつげという、主要キャラの中では随一のド派手な見た目。何せモデルが、カルチャー・クラブのボーカル「ボーイ・ジョージ」。知らない方はご自分で調べてみて下さい。


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⇒ユダとは?(北斗の拳シリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/17894/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■美しい事が至上命題

 強さこそが至上命題(優しさも強さあって成立するのです)であるこの作品の中で、ユダほど美しさにこだわった者はいません。「俺はこの世で最も強くそして美しい・・・」「俺を愛する資格が与えられるのは完璧に美しいものだけだ!!」など、ナルシシズム全開の発言には枚挙に暇がありません。美形キャラ(自己申告による)特有の、“自分の顔に傷をつけられると切れる”というお約束も、「うぁあああああ!?!お・・俺の顔に・・傷がぁああ!! 」と、きちんと義理堅く果たしてくれます。

■レイの死の引き立て役!?

 ユダ様は登場から退場まで、「レイ」の死を人々に惜しませ、有意義なものとする為に大きく貢献されました。「義星はしょせんピエロの星!妖星を一段と光り輝かせるクズ星にすぎんのだ!! 」という台詞すら、必死に自身の存在をアピールしようとするユダ様の強がりのようにも見えます。

■その胸の中で・・・

 そして「レイ」との最終決戦。知略に長けたユダ様は、ダムを決壊させて「レイ」の足の動きを奪い優位に立ちます。しかし、そこで「レイ」の放った奥義「飛翔白麗」は、なによりもユダ様の弱点を衝いた技でした。それは、「美しいものに弱い」という事。水鳥が舞い降りるが如きその美しさ(アニメでは実際に水鳥の姿がレイにオーバーラップします)に見とれたユダ様は、防御も忘れまともにその拳を受けてしまいます・・・。致命傷を受けたと知ったユダ様は、「レイ・・・俺がただひとりこの世で認めた男・・せめてその胸の中で・・・」と、レイの胸の中で事切れます。美しさに生きたユダ様は美しさに死ぬという、とても筋の通った生涯を終えられたのです。

■不憫な扱い

 登場はわずか6話、強さとしては疑問符がつくものの、存在感としてはかなりのインパクトを与えたユダ様。しかし、北斗の拳2最終回において、ケンシロウが強敵(「とも」と読みましょう)を回想するシーンで、ユダ様だけは「独立項目」ではなく、最後のスタッフロールに流れるウイグル獄長や牙一族と同じ扱いになっているではありませんか・・・。不憫でなりません。仮にも南斗六聖拳に入っているというのに・・・。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

このニュースに関するつぶやき

  • ユダ様大好きでしたね。レイの噛ませ犬として出てきた割に、キャラも化粧も濃すぎ!アニメでの島田敏さんの怪演もよい!
    • イイネ!4
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