25歳はお口の曲がり角！ 歯磨きサボりが体臭、シワの原因に!?
そこで、ニオイ研究の第一人者である五味クリニック院長・五味常明先生に、急なデートの直前にできる緊急時のニオイ対処法を伺ってみました。まずは、恋人との甘い会話中に気になる「口臭」を消す方法から教えてください。
■口臭を抑えるにはむしろ「おしゃべり」が効果的！
「口臭を抑えるには唾液が有効です。唾液には洗浄効果があるので、おしゃべりしたりガムを噛んだりして唾液を出すことで口臭を抑えられます。消臭効果のあるカテキンやフラボノイドを含む緑茶を飲むのも効果的。二〜三煎目以降の苦みが増した緑茶のほうが消臭効果が高まります。あと、梅干しも有効です。梅干しのクエン酸と唾液の連携で、ニオイのもととなる雑菌が退治されます。ニンニク臭が気になるときは牛乳を飲みましょう。たんぱく質がニオイ分子を包むとともに、胃の粘膜に付着しニオイ分子が体内に吸収されるのも防いでくれます。口に含んだあと、少し口内で温めてから飲むと効果が増します」（五味先生）
同じ緑茶や牛乳でも何を飲むかや飲み方によって効果が変わってくるんですね。次に、夏場だと特に気になる「汗のニオイ」ですが、汗をかいてしまったらもう諦めるしかないですか？
■汗のニオイは「濡れタオル」でしっかり皮脂を取り除く！
「そんなことはありません。まずは汗に含まれる皮脂などが雑菌の繁殖を招いてニオイを放つので、汗をかいたらすぐに硬く絞った濡れタオルで拭くことを心がけましょう。乾いたタオルだと水分だけを吸い取り、皮脂などが肌に残るので、ニオイが発生してしまいます。それでももし汗臭さを感じたら、制汗作用があるミョウバン水もおすすめです。スーパーや薬局で売っている粉末ミョウバン50グラムを、2リットルの水で溶かせばできあがり。直接肌に塗れば、汗やニオイを抑えられます。ただ、かぶれてしまう人もいるので、一度試して問題なければにしてください」（同）
ただ汗を拭くだけでは不十分だったようです…。ときに、足や腋が部分的に臭うこともありますが、その場合は？
■腋に唾液!?
「足のニオイが気になるときは、やはり濡れタオルで足を拭いてから、靴下やストッキングを履き替えましょう。靴下に染み込んだ汗が蒸れて臭うのを防げます。素足で靴を履くと蒸れやすくなるので、ニオイケアとしてはNGです。腋のニオイを抑えるには、洗浄効果のある唾液がベスト。ティッシュなどに唾液を含ませて、腋を拭くとニオイが軽減します。唾液に抵抗がある人はリンゴを使いましょう。果汁を腋に塗れば、リンゴのポリフェノールがニオイを抑えてくれます。ただし、リンゴジュースは香料などの余計な成分が入っているので、効果は期待できません」（同）
抵抗はありますが…、ほかに手段がなければやむを得ないのかもしれません。最後に、夕立などの急な雨で濡れて「生乾き臭」を放ってしまうことがありますが、これもケアできますか？
「生乾き臭にもミョウバン水が有効です。スプレー容器に入れて服の上から吹きかけるだけで、汗のニオイだけでなく服のニオイも抑えられますよ」（同）
なるほど。どうしてもお風呂に入れないときやケア用品を持っていないとき、こうしたニオイの対処法が分かっていれば急なデートも怖くない！ はず。 しっかり頭に入れて、いざというときに使えるようにしておこうっと。
（有竹亮介/verb）
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