【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第11話(前半)「トリガーを引いたのは」

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2016年02月24日 10:51  キャラペディア

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【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]

■作品概要
信じていた親友にずっと好きだった人を取られ、傷心中の蘭。もう恋なんてしないとやさぐれる彼女の心を癒してくれるのは、行きつけの喫茶店のツナサンドとマスターの優士の淹れてくれるコーヒーだった。毒のある優士の言葉に最初はむっとしていた蘭だったが、段々彼の優しさに気づきだして・・・?


●第11話(前半)「トリガーを引いたのは」


蘭 「話が見えてこないんだけど・・・」

優士「どうしたいんだろうな」

優士「本庄君が最初にうちにきたのはいつだったか・・・」

蘭 「なに、突然」

優士「確か今日みたいな雨の日だったな。店にはその時誰もいなくて、君は通り雨にやられて全身濡れてた。虚ろな足取りで店内に入ってきてちらっとメニューをみると、コーヒーをと今じゃ考えられないようなか細い声で頼んだ」

蘭 「ああ、そういえばそんな事もあったね。寒くて寒くて仕方なくて、あったかいものが飲みたくて。ちょうど雨宿りしたところが喫茶店だったから入ってみたの」

優士「まだあの時はうるさくなかったな・・・。店内を濡らしてほしくなかったから仕方なく俺がタオルを差し出したら、申し訳なさそうに受け取ってしおらしかった。確か、あの時もどこかの誰かにふられたあとだったな」

蘭 「ああ、うん。そういえばあのときは話さなかったけど、あとでマスターに話したね」

優士「雨に降られたってだけでなく、なんだか落ちこんでいたようだったから、気をきかせて俺は何も言わなかった。あの時の君もな。そしたら突然鳴ったんだ、君の腹が盛大に」

蘭 「うっ、そうだったっけ・・・?」

優士「雨の音を掻き消すくらいでかかったぞ」

蘭 「そ、それは盛り過ぎじゃない!?」

優士「君にも自覚があったんだろうな。顔を真っ赤にして涙目でこちらを見てきたから、思わず笑ってしまった」

蘭 「何も聞かずにタオル貸してくれた時は、いい人だと思ったのに、肩を震わせて笑いだしたのよマスター。こっちは落ちこんでるのにおなかが鳴ったくらいで笑うなんて酷いって思った」

優士「だから、笑ったお詫びにサービスで作ってやったろ? ツナサンド」

蘭 「そうそう、コーヒー頼んだのにツナサンドまででてきたから、びっくりしちゃった。マスターのツナサンド食べたのはあれが最初だったね」

優士「この世の終わりみたいな顔をしていたのに、ツナサンドを口にしたら、みるみる顔がかわっていって、美味しいと口にした時には・・・今の君になっていた」

蘭 「なんでそんな残念そうな顔するのよ!」

優士「そう、その威勢でなにやらツナサンドを称賛しだして、コーヒーを飲んで、私の知ってるコーヒーじゃないとか騒ぎ出したんだ。なんだコイツと俺が思っていたら、マスターこれ美味しいですなんて言いながら俺をみて、うわぁなんかやたらかっこいい人だった! なんて慌てだして・・・。ほんと、意味がわからなかった」

蘭 「そ、その説はご迷惑おかけしました。落ちこみすぎてて、ずっと俯いてたから、マスターの顔ちゃんとみてなくて・・・」


【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]第11話(後半)へ続く


●出演キャラクター

関優士(せきゆうし)32歳:喫茶店のマスター
本庄蘭(ほんじょうらん)28歳:OL

●声優および制作クリエイター

シナリオ:久潟椎奈
イラスト:和音ハカ
男性声優:涌井直輝
女性声優:鳥居みのり

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
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