【アニメ漫画キャラの魅力】ある時は気さくな先生、ある時は妖を狩る異界士「二宮雫」の魅力『境界の彼方』

0

2016年02月25日 11:21  キャラペディア

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

キャラペディア

(C)CHARAPEDIA
鳥居なごむ先生によるライトノベル作品『境界の彼方』。アニメ化はあの京都アニメーションが手掛けました。「妖夢」という存在がはびこる世界。妖夢とは人の怨嗟が形になったものであり、彼らを討伐する存在が異界士です。妖夢と人間が入り交じる世で、特にレアケースである半『人』半『妖』の少年「神原秋人」と多くの人々から忌み嫌われてきた呪われた血の一族の末裔である異界士の少女「栗山未来」を中心に世界の命運を賭けた物語が展開されます。

 今回ご紹介させて頂く「二宮雫」はその「神原秋人」や「栗山未来」の通う学校の教師です。教鞭をとる傍ら異界士としても活動しており、そのため異能と関係を持つ秋人や未来の事情ついて、ある程度理解があります。今回は、「二宮雫」通称「ニノさん」の魅力についてご紹介します。


【最新アニメランキング】もっともお気に入りのお薦め海外アニメ TOP20!


⇒二ノ宮雫とは?(境界の彼方)
http://www.charapedia.jp/character/info/3926/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■美人の女教師

 前述した通り、異界士でもあるニノさんですが、普段は秋人らが通う長月市立高校で教師をしています。ロングヘアーを一本に結び、スーツに身を包んだ姿はさすが大人の女性。季節や日によって複数のスーツを着こなします。本編の授業シーン時の板書から予想するに、担当科目は「古文」のようです。人柄で決まる訳ではないですが、陽気で気さくな彼女からは少し印象にない科目かもしれません。どのようにして彼女が教師になったのか、学生時代が気になる所です。

■生徒との関係

 教師と言っても決して堅苦しい印象ではなく、“良きアネキ”と表現した方が適切かもしれません。ただ、極端にモテず、恋愛に対してコンプレックスがあるようなので、その事でイジられると生徒相手にも本気でブチ切れてしまいます(汗)。大人げないと言ってしまえばそれまでですが、裏表なく生徒と対等に接している姿もまた魅力のひとつと言えるでしょう。

■颯爽と現れる妖夢ハンター

 妖夢が現れると、どこからともなく現れて先手を食らわせます。未来と初めて対面した時も、妖夢に蹴りを食らわせるシチュエーションでした。戦闘スタイルは体術がメインの武闘派。敵に打撃を与えるだけでなく、地面に拳を突き立てて隆起させたりなど応用技もあります。また、この辺りではとても有名な異界士のようで、その実力の高さを感じます。さらに、長月市を統括する地主の長であり異界士の名家でもある名瀬の長女「名瀬泉」とも面識があるようです。彼女の事を「バケモノよ」と評するあたり、もしかしたら、わりと近い関係だったのかもしれません。

■異界士としても良き先輩

 異界士としての経験が浅く、右往左往していた未来に声をかけたりと、物語当初から面倒見の良い印象のニノさん。その気前の良さを発揮した出来事がありました。

 ある時、規則を破り異界士の免許を停止されてしまった未来。停止されている間は異界士としての活動が出来ません。そんな時、たまたま遭遇した妖夢をつい討伐してしまいます。実はこの妖夢、ニノさんがずい分前から目をつけていたらしく、それを聞いた未来は「どうせ自分が持っててもしょうがない」とニノさんに譲る事に。しかし、ニノさんから「5万はくだらない」と言われ、未来の心はポキっと折れてしまい・・・。「自分は運が無い」と落ち込む未来を見て、気の毒に思ったニノさんが、お礼も焼き肉を奢ってくれました。無理に気を使うわけでもなく、ナチュラルに気遣いが出来る大人の女性といった感じでしょうか。行動の端々から彼女の性格の良さが出ていて好感が持てます。

■優秀なのは戦いだけじゃない!

 未来の命を狙う謎の少女「伊波桜」。未来とのケリを付ける為なのか、未来が通う長月市立高校に転入してくる事に・・・。学校関係者であるニノさんは、その事をいち早く未来と秋人に伝え、場合によっては転入拒否も出来ると手はずを整えてくれました。このように仕事面においても優れた力を発揮しています。頼もしいの一言です。

 2015年春にTV版の総集編にあたる「過去編」と本編のその後を描いた完全新作の「未来編」計2本の劇場映画が公開されました。過去編は展開が少し駆け足なので、視聴するならばTVアニメ版を見てからがオススメです。既にTVアニメ版を見ていても、過去編には未来編に繋がるオマケもありますので、ぜひ見てみてください。個人的な感想ですが、未来編を終えてもなお、まだまだ物語の序章である気がします。ニノさんや泉さん(名瀬泉)といった大人キャラクターの過去を題材にした物語も見てみたいところです。気になった方はぜひチェックしてみてください。今後も『境界の彼方』の新しい展開に期待したいですね。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:真夏日(キャラペディア公式ライター)

    オススメゲーム

    ニュース設定