『ゴルゴ13』のデューク・東郷が、自動車メーカーのボルボ・カー・ジャパンの最高安全責任者に就任した。スナイパーから足を洗い、最高安全責任者・ボルボ13として、新しいチャイルド・セーフティと画期的な先進安全装備の開発に挑むことになった。
ボルボは1927年に創業した自動車メーカーである。現在は「2020年までに、新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにする」という安全目標「VISION2020」を掲げ、インテリセーフという安全哲学のもと、新たな安全技術の開発に取り組んでいる。
『ゴルゴ13』は1968年より「ビッグコミック」(小学館)にて連載中の国民的マンガだ。凄腕のスナイパー・ゴルゴ13が全世界で暗躍するハードボイルドアクションとして人気を博している。
4月1日には、ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長がデューク・東郷に製品開発を依頼。ゴルゴがボルボの最高安全責任になって、すべての人を守るという大役を引き受けた。
YouTubeでは依頼時の模様を隠し撮りした映像が配信されている。ゴルゴがボルボのバッジを付けて登場する「ゴルゴ13はボルボ13へ」、新技術を用いたチャイルド・セーフティを開発する「俺の胸で眠れ」、運転中のスマホを抑止する装置を生み出した「駆る者の掟」と、三つのエピソードを楽しめる。
ゴルゴのナレーションは人気声優の玄田哲章が担当。OVA『ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜』で実際にゴルゴを演じた経験もあり、重厚なボイスが緊張感を引き出している。
「出来る出来ないかではない。やるかやらないかだ!」という力強いセリフから、普段の依頼と変わらない責任感を持って取り組んでいることが分かる。ゴルゴがどんな製品を開発したのかは動画で確認できる。
[高橋克則]