覚せい剤密売を描く映画『ケンとカズ』、長谷川和彦監督も賛辞

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2016年04月27日 12:40  CINRA.NET

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『ケンとカズ』ビジュアル ©『ケンとカズ』製作委員会
映画『ケンとカズ』が7月30日から東京・渋谷のユーロスペースほかで公開される。

昨年の『第28回東京国際映画祭』日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞した同作。郊外の自動車修理工場を隠れみのにし、覚せい剤の密売で金を稼ぐケンとカズが、敵対グループと手を組んで密売ルートを増やしていくうちにヤクザに目を付けられ、次第に追いつめられていくというあらすじだ。

恋人が妊娠したことを言い出せずにいるケン役をカトウシンスケ、認知症の母を施設に入れるために金が必要なカズ役を毎熊克哉が演じるているほか、映画『ライチ☆光クラブ』に出演した藤原季節らがキャストに名を連ねている。監督・脚本・編集を手掛けたのは、同作が初長編監督作となる1986年生まれの小路紘史。2011年に発表した自身の同名短編を新人のスタッフ、キャストと共に長編映画化した。

なお『太陽を盗んだ男』『青春の殺人者』などの監督作で知られる長谷川和彦は、同作について「登場人物が、皆それぞれ固有のリアリティに満ち満ちているのに感心した。『覚醒剤密売に関わる最低最悪の人間たち』が、何故か『愛おしく』なってしまうのだ。過剰なクローズアップカットの連打も決して上滑りせず、観る者を『未知なる映画の世界』に引っぱり込んでくれる。『必見の新作!!』だろう」とコメントを寄せている。
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