パク・チャヌク新作『THE HANDMAIDEN』、日本統治下の韓国が舞台

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2016年05月16日 20:40  CINRA.NET

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『THE HANDMAIDEN(英題)』 ©CJ E&M Corporation
パク・チャヌク監督の新作『THE HANDMAIDEN(英題)』が、2017年に全国で公開される。

『オールド・ボーイ』『渇き』『イノセント・ガーデン』などの監督作を発表しているパク・チャヌク。イギリスの作家サラ・ウォーターズの小説『荊の城』を原案にした『THE HANDMAIDEN(英題)』は、日本統治下にあった1930年代の韓国を舞台に、「伯爵」と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、莫大な財産の相続権を持つ令嬢・ヒデコのメイドとなった孤児の少女・スッキを主人公にした作品だ。

スラム街で詐欺グループに育てられた主人公・スッキを演じるのはキム・タエリ。スッキの力を借りてヒデコを誘惑して結婚した後、ヒデコを精神病院に入れて財産を奪う計画を企てる伯爵役をハ・ジョンウ、スッキに心を開くヒデコ役をキム・ミニが演じる。物語は1つのストーリーを複数の登場人物の視点で追う構成となり、サスペンスの要素にラブストーリーを織り交ぜた内容になっているという。

なお同作は5月22日まで開催されている『第69回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に出品され、現地時間の5月14日に公式上映を実施。監督は現地で行なわれた記者会見で同作について「当時、人々が抱えていた心情はそれぞれ異なり、日本に支配されていながらも、日本人や日本の文化に強い憧れを抱く人もいました。そのような人たちが、日本に魅せられた理由やその心理を描きたい、と強く感じていました。韓国がどう、日本がどう、ということではなく社会のヒエラルキーや、個人個人の想いを描きたかったのです」とコメントした。
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