夏目雅子の遺作『瀬戸内少年野球団』が再び映像化、主演は武井咲

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2016年05月30日 13:01  CINRA.NET

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武井咲
ドラマ『瀬戸内少年野球団』が今秋にテレビ朝日系で放送される。

『瀬戸内少年野球団』は、作詞家・阿久悠が1979年に発表した同名の自伝的小説をもとにした作品。原作は1984年に夏目雅子を主演に迎え、篠田正浩監督によって映画化されており、同作は1985年に逝去した夏目の遺作となった。今回のドラマでは原作をより忠実に再現し、兵庫・淡路島で敗戦を迎えた少年少女の視点から、野球を通して戦後の人々が生きる力を取り戻していく様を描く。

戦地から帰ってきた夫と共に、自ら監督となって子どもたちのために野球チーム「江坂タイガース」を結成する江坂町国民学校初等科の教師・中井駒子役を演じるのは武井咲。武井は、映画版で夏目が演じたキャラクターを演じることについて「演じるにあたり映画を拝見しましたが、今では難しいような衝撃的な表現があって、今回のドラマではどうなるのかな?と思ったのと、ただただ夏目さんが美しくて…。この方が演じられた役を私がやるという緊張感はものすごいものでした」とコメントしている。

また海軍提督の娘で、戦後に江坂町国民学校に転校し、江坂タイガースに所属する波多野武女役に本田望結がキャスティングされているほか、島の「名物オバン」穴吹トメ役を友近、トメが入れあげている旅芸人・池田新太郎役を、映画版で原作者・阿久の分身ともいえる少年・竜太役を演じた山内圭哉が演じる。
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