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「子どもがなぜか祖父母になつかない……」ってことはないでしょうか?
筆者の子どもも人見知りが激しくて、最初は酷かったですし、周囲のパパ、ママ友からも似たような話をよく聞きます。
祖父母としては、かわいい孫と仲良くしたい気持ちでいっぱいなのに、子どものそばに近寄ると思いっきり泣かれてしまったり、よかれと思っていろんなことをしても、全然泣き止まなかったり。
親としても祖父母に対して、申し訳ない気持ちになりますよね。
しかし、そんな子どもとの関係を克服した話も聞いていますので、なつかない理由と対処法について、事例を交えてご紹介します。
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■祖父母に「なつかない理由」3つ
なつかない理由はいくつかありますが、筆者が聞いて多かった理由は次の3つです。
(1)子どもが「人見知り」をする
これは祖父母に限ったことではありません。
例えば、単身赴任で週末に帰らないパパにも、当てはまったりします。
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筆者の知人のケースでは、せっかく1週間働いて帰ってきても、子どもが最初よそよそしくて大変と聞きます。
また、土日に少しなつくようになっても、また次の週には忘れてしまって、同じような状況になって困ったとなげいていました。
そもそも人見知りの子どもなので、人になかなかなつかないのが前提にあることに対処法を考えるといいですえね。
(2)祖父母に「イヤなところ」がある
これは“身体的要因”、“環境的要因、“性格的要因”などがあげられます。
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まず“身体的要因”では、ニオイや見た目といったところで、子どもが嫌がっているケースがあります。
ニオイはある程度仕方ないかもしれませんが、あるママ友の話では、真っ白なフサフサの髪の毛に、子どもが怖がっていたという話も聞きました。
次の“環境的要因”は、祖父母というよりも、祖父母の住んでいる家やその環境に原因がある場合です。
例えば、家が古く暗くて怖いとか、家で飼っている金魚が怖いとか、祖父母の家に行くことを嫌がることも考えられます。
最後に、“性格的要因”では、「厳しい」とか「話が面白くない」というようなところがあります。
祖父母としては、厳しいつもりはないのかもしれないですが、子どもにそのように見えてしまっているので、接し方を変えてもらう必要がありますね。
(3)祖父母とパパ・ママが「仲良くない」
子どもは親のことをよく見ています。
親が祖父母に対して、普段から仲良くしていなかったり、祖父母について悪い話をしていると、もちろん子どもが祖父母になつくわけはありません。
パパ・ママとしては、祖父母に対しての不満は、できるだけ子どもの前では言わないようにして、祖父母ともう少し会話をしたり、会う機会を増やすよう心掛けるといいでしょう。
■子どもが「祖父母になつく」カンタンな工夫2つ
先ほどの理由に対して、対策としては2つ挙げられます。
これは、実際に困っていた方から聞いた話でもありますので、困っている方は一度試してみてもらいたいです。
(1)接触機会が重要!子どもが「目にする回数」を増やす
祖父母と普段顔を合わせていない場合は、子どもからすると“家族として認識しづらい”存在になります。
ですので、できるだけ子どもが祖父母の顔を見たり、話題を耳にする機会を増やすことをオススメします。
例えば、近くに住んでいるのであれば会いに行くのはもちろん、遠くでもSkypeで会話したり、電話したり、祖父母の写真を見せたりと子どもが祖父母に慣れることで、なじみやすくするといいですね。
心理学では“ザイオンス効果(単純接触効果)”と言われており、会う回数が多いほど人は親しくなるようですので、祖父母との接点を増やしていきましょう。
(2)子どもが「祖父母と一緒にいて楽しい」と思ってもらう
なつかない理由でも挙げた“子どもが嫌な部分”を直そうとしてうまくいった話も聞きますが、それよりも効果があるのが、子どもが“祖父母と一緒にいて楽しい”と感じてもらうことです。
ですので、当たり前かもしれませんが、子どもがほしいものをプレゼントする、子どもがやりたいことや遊びたいものを、祖父母の家に置いておく、子どもが行きたいところに連れていってあげる、という対策をとると良いですね。
「子どもは祖父母といると良いことがある!」と思うようになり、だんだんとなついてくるようになります。
これはいろんな方が言ってたので、あまり度が過ぎない程度にやると良いのではないでしょうか。
いかがでしたか?
筆者の次女も祖父母のところに連れていくと、とにかく泣いていました。
特に祖父のほうには、なかなかなつかなかったのですが、何回も連れて行ったり、顔見せしているうちに、少しずつなじんできました。
一緒にパパママがいると落ち着けたりするので、なつくまでの間は、一緒にいてあげることも効果的かもしれませんね。
【画像】
※ Image Point Fr / wavebreakmedia – Shutterstock
【著者略歴】
※ 三尾 幸司・・・1979年生まれ。3児のパパ。某IT企業で営業をしながら、ワークライフバランスを実現し、たまに組織改革やダイバーシティ、女性活用などの推進に取り組み。また、NPO法人コヂカラ・ニッポンのメンバーとして、コヂカラMBAプロジェクトを進めており、子ども向けのキャリア教育やビジネスワークショップを実施。大手企業の社員の子どもや沖縄の高校生など、幅広く講演やワークショップを実施。プライベートでは小中一貫校のPTA会長(4年目)として活動中。
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