「全身詩人」吉増剛造の創作活動を回顧する展覧会、数百枚の生原稿も

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2016年06月08日 12:41  CINRA.NET

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『怪物君』を制作する吉増剛造 2015年 Photo: Kioku Keizo
『声ノマ 全身詩人、吉増剛造展』が、8月7日まで東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催されている。

1939年生まれの詩人・吉増剛造。朗読パフォーマンスや映像作品、写真、オブジェなど様々な作品を手掛け、77歳を迎えた現在まで詩人の枠を越えた活動を続けている。

約50年におよぶ吉増の活動を紹介する同展では、東日本大震災以降に書き続けている長編詩『怪物君』の数百枚の生原稿や、吉増の日記、写真、ライフワークとして自身の声などを録音しているカセットテープほかを展示。さらに吉増が影響を受けた中上健次、吉本隆明、ジョン・ケージの原稿、吉増が2006年から手掛けているロードムービー「gozoCiné」、大野一雄とコラボレーションしたパフォーマンスの映像なども紹介される。

会期中は多数の関連イベントを予定。今福龍太、佐々木中それぞれと吉増の対談や、吉増と空間現代、大友良英とのパフォーマンス、吉増と親交の深いジョナス・メカス監督作の上映などが行なわれる。各イベントの詳細は美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。
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