ナムジュン・パイク展に200点超、ヨーゼフ・ボイスの関連作品群も

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2016年07月04日 10:50  CINRA.NET

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『X氏のハート』1976〜82
ナムジュン・パイクの展覧会『2020年 笑っているのは誰?+?=??』が、7月17日から東京・神宮前のワタリウム美術館で開催される。

「ビデオアートの父」として知られるナムジュン・パイクは、1960年代に芸術運動フルクサスに参加し、1963年に世界初のビデオアート作品を発表。1984年には世界各地で同時発生するパフォーマンスを衛星技術を用いて同時配信する『グッド・モーニング、ミスター・オーウェル』を手掛けるなど、テレビやビデオを用いたパフォーマンス、インスタレーションをはじめとする数多くの作品を残し、2006年に逝去した。

『2020年 笑っているのは誰?+?=??』展では、ワタリウム美術館のコレクションから、インスタレーション、ビデオ、ペインティング、ドローイングなど1970年代から1990年代にかけての作品約230点を展示。パイクの未発表原稿や、福井・永平寺で制作したビデオアート作品、筑紫哲也によるインタビュー映像も紹介される。さらに1961年以降、パイクと共同制作を行なったヨーゼフ・ボイスに関する作品群を、個別の展示室を設けて展示する。

展覧会タイトルは、パイクが1993年にワタリウム美術館のカタログに寄稿した「2020年に笑っているのは誰か」という予測にちなんでつけられている。なお同展は2期にわたって開催。前期は1956年から1989年まで、後期は1990年以降の作品で構成される。
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