YOSHIKI、涙をこらえて「この場にHIDEとTAIJIもいてほしかった」

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2016年07月25日 19:02  Techinsight Japan

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涙をこらえるX JAPAN・YOSHIKI
日本のビジュアル系バンドを代表するこの3人が並ぶと独特のオーラが放たれる。YOSHIKI(X JAPAN)、SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)、TAKURO(GLAY)が25日、都内ホテルにて開催された『VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten』記者発表会に出席した。発表会の終盤に思いがあふれたYOSHIKIが声を詰まらせる一幕があった。

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2016年10月14日、15日、16日の3日間、日本のビジュアル系バンド数十組が幕張メッセに集結する。日本最大のビジュアル系音楽フェスとなる同イベントについて、中心となるYOSHIKIが、SUGIZO、TAKUROとともにイベントにかける熱い思いを記者発表会で語った。

今回のイベントの原点となる伝説のイベント『エクスタシー・サミット』(1992年大阪城ホールと日本武道館公演が最後)と異なるのは、世界を見据えた点だ。YOSHIKIは「もともと“エクスタシー・サミット復活”というので始めようと思ったが、趣旨がちょっと違い、世界に発信していきたい」「日本から生まれた芸術を世界に伝えていきたい」と目標を掲げる。そのため、今回はライブビューイングも国内だけでなく海外でも計画中だ。


今回のイベント出演にあたり、YOSHIKIは「GLAYはビジュアル系なのか聞いた」と明かす。「ビジュアル系ですよ」と答えたTAKUROは「X JAPANと共演するのは夢だった。ようやく実現するのかと自分自身ワクワクした気持ちでいます。光栄です」と笑顔を見せた。


そのビジュアル系について、YOSHIKIは「海外に住んでいてよく聞かれるのは、ビジュアル系って何なの? 一体どういうジャンルなの?ということ」「ビジュアル系とは派手なメイクをして女の子みたいな格好をしているとかではない」「まず表現が自由だ。KISSやデヴィッド・ボウイとかに影響受けて、僕らはどのジャンルも良いところを混ぜてやっていて。ポップスとか僕らは既存のジャンルにどこにも属すことができなかった」と過去を振り返り、「そこに当時のメンバーが共感してくれて、そういう表現の自由から始まった。何も決まりなんかない。メイクすればビジュアル系ではなくて、自分たちが持っている信念を貫き通す。どんな表現があってもいい。自分たちの信じるものに全力を尽くす」と優しい口調ながら熱弁をふるった。

そして「ここまでこれたのは、ファンのみなさんとスタッフの人たちのおかげ」と言ったところで声を詰まらせて「本当はこの場に(他界した)HIDEとTAIJIもいてほしかったですけど。この素晴らしい仲間たちと世界に向かっていきたい」と声を上ずらせながら涙をこらえるYOSHIKIに、TAKUROが優しくトントンと背中を叩いた。


同イベントは、X JAPANの完全復帰のステージともなる。療養中のPATAについて「もう一度手術をしますけど、そこには完全復帰します」とYOSHIKIは堂々と宣言。しかし自身の体調について聞かれると「僕は破滅に向かっていますから」と笑って煙に巻いた。


そしてSUGIZOとTAKUROを「力強いパートナー」と信頼を寄せるYOSHIKIは「滞っている音楽シーンに挑戦状を叩きつけるような気持ちで、友達と一緒になって出来れば」と決意を見せた。


出演バンドは順次発表予定。次は29日(金)に第二弾の情報が発表される。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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  • 皆、実際は演奏で勝負してるし、顔で勝負してるバンドなんかそんなにいない。GLAYは歌謡ロック路線だけど、V系でもあると思う。V系=メタルである必要はない。
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