ビジネスパーソンの2倍、夏バテを感じやすい人とは?‐大塚家具調査

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2016年09月01日 12:00  QLife(キューライフ)

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夏バテをする人の約7割が睡眠に不満

 夏真っ盛りの今、まさに「夏バテをしている」という人も多いのではないでしょうか。そんな夏バテと睡眠、寝具の関係について、20〜59歳の男女995名を対象に株式会社大塚家具が「睡眠に関する意識調査」を行いました。夏バテを実感している人の睡眠と寝具の満足度や、ビジネスマンと主婦の実感度の比較などを見ていきましょう。

 まず、現在の自分の睡眠に満足しているかの問いに「とても満足」しているのはわずか3.2%で、「やや満足」も32.8%にとどまります。一方「やや不満(50.7%)」、「とても不満(13.4%)」と、7割以上が睡眠に不満を抱えていることがわかりました。

 夏バテ実感の有無と睡眠満足度の関係性からみると、夏バテを実感しない人の睡眠の不満は48.5%が「やや不満」、8.9%が「とても不満」と回答。夏バテを実感する人は53.3%が「やや不満」、18.9%が「とても不満」と答え、夏バテを実感しない人よりも睡眠への不満が強いことが明らかとなりました。さらに夏バテの実感の有無と寝具のへの満足度については、夏バテを実感する人の38.7%が「やや不満」、11.0%が「とても不満」と、約5割の人が不満を感じていました。夏バテを実感しない人の「やや不満」29.8%、「とても不満」8.9%に比べ、夏バテをしている人の方が寝具に不満を抱いている人が多いようです。

夏バテを最も感じているのは「専業主婦」!

 次に、睡眠についての悩み・不満を尋ねたところ、「精神的なストレス」が34.6%と最も多く、次いで「睡眠時間の不足(30.8%)」、「眠りが浅い(25.9%)」となりました。寝具についての回答は、「枕があわない」が9.1%、「マットレスがあわない」は6.2%となり、寝具が夏バテの原因と考えている人は少ないということが判明しました。

 また、夏バテを実感する人と夏バテを実感しない人で睡眠への悩みや不満の差が大きかったのが「疲れがとれない」。約22%の差があり、「目覚めが悪い」は16.3%差、「寝付けない」が12.5%差、「昼間に眠くなる」では12.4%差となりました。疲れているのに寝付けず、目覚めも悪く、昼間にそのツケが回ってくるという、悪循環に陥っているようです。

 そんな睡眠不足が招いた失敗を尋ねてみると「仕事効率の低下から、ミスのリカバリーに時間をとられる」と答えた人は20.3%、「体調不良で医療機関を受信し薬を購入した」が13.0%と、睡眠の問題が日中のパフォーマンスにも悪影響を与えていることが見てとれます。では、良い睡眠習慣から期待できることはどのようなことと考えているのでしょうか。「疲れがとれる」が67.8%で断トツ、「元気になる(活力がわく)(48.0%)」、「日常が快適に過ごせる(38.7%)」、「頭の回転が良くなる(30.9%)」、「日中のパフォーマンスが上がる(30.7%)」と続きました。

 それでは、夏バテを感じている人はどのようなタイプの人なのでしょうか。一番多かったのは「専業主婦(主夫)」で51.5%。逆に少なかったのは「経営者・役員」の28.6%で、約2倍の差が生じる結果に。この両者の睡眠と寝具に対する満足度の差を見てみると、睡眠では20.5%の差、寝具でも16.2%の差で「経営者・役員」の満足度が高い結果となりました。この結果から、夏バテには寝具も深くかかわっていて、睡眠の改善が夏バテ対策になるということがわかります。夏バテ気味の人は、自分に合った快適な寝具選びをした方がいいかもしれません。(樹本睦美)

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