毎回1組のデザイナーに光を当て、デザインの過程を紐解くドキュメンタリー番組『デザイン・コード』の特別版となる同番組。リオデジャネイロオリンピックで使用された卓球台や今年開業したホテル、スクープを連発した週刊誌など、今年話題になった出来事や商品に隠された秘密をデザインの視点から探る。
さらに、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムを手掛けた野老朝雄への取材を敢行。エンブレム誕生の秘話が明かされるほか、野老の仕事場も公開される。番組のナビゲーターは二階堂ふみが担当。「天の声」として博多大吉(博多華丸・大吉)が登場する。
あわせて野老が同番組の新たなロゴをデザインしたことも発表。今回初めてテレビ番組のロゴを手掛けた野老は、自身のデザインについて「プロのデザイナーからデザインとは無縁の方まで、番組を観る人すべてに“いいね”と思っていただけるよう気をつけたのは、誰にでもわかりやすいような“シンプルさ”です」と語っている。
■野老朝雄のコメント
テレビ番組のタイトルロゴ制作は、僕にとって初めての経験なので緊張しました。このロゴを見て、“ん!?何の形かな?”と思ってくださったら、少しでも番組に興味を持っていただくきっかけになるかなと思います。花瓶のようにも、壺のようにも、なんとなく目のようにも見えるかな…。または、何かの暗号のようにも思えるかもしれませんが、『デザイン・コード(Design Code)』の『D』と『C』をデザインしています。『D』と『C』は同じカーブを持っているので、左右対称の記号として使うには気持ちのよい文字。プロのデザイナーからデザインとは無縁の方まで、番組を観る人すべてに“いいね”と思っていただけるよう気をつけたのは、誰にでもわかりやすいような“シンプルさ”です。
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