キュウソネコカミが初の映画主題歌、中学生男子の「性春」描く『14の夜』

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2016年09月07日 12:11  CINRA.NET

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キュウソネコカミ
キュウソネコカミの新曲“わかってんだよ”が映画『14の夜』の主題歌になることがわかった。

『14の夜』は、映画『百円の恋』やドラマ『佐知とマユ』などを手掛けた脚本家・足立紳の映画監督デビュー作。1980年代の田舎町を舞台に、中学生男子たちが性を通じて成長していく様を描く青春映画だ。キャストにはオーディションで主役を射止めた犬飼直紀をはじめ、濱田マリ、門脇麦、和田正人、浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、健太郎らが名を連ねている。

キュウソネコカミが提供する主題歌“わかってんだよ”は、すでにライブでも披露されている楽曲。同バンドが映画主題歌を担当するのは今回が初となる。なお同曲を収めたシングルが10月26日にリリースされることもあわせて発表された。

■ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)のコメント
『14の夜』脚本を読んで、主人公タカシの生き様に、「わかるわ…」となりました。
特に目立てない学生時代、今もイケてる奴より冴えない生き方や考え方、諸々ひっくるめてキュウソネコカミのスタイルに、僕の人生に重なり、すぐに出来ました。
この映画の主題歌の話を頂いた時、別件ですごく落ち込んでいて、揺れ動いた心、悔しくて苦しい気持ちをそのまま曲にぶち込みました。
この曲は、ウケようとか、良く思われようとか、一切無しのガチです。
映画のおかげで、僕らにとっても、大切な曲を作る事が出来ました。
みなさん是非映画館に足を運んで観て下さい。

■足立紳監督のコメント
キュウソネコカミの歌にはウソがない。本当のことを言っているような気がする。せこくて甘くないようで甘くてやっぱり甘くなくて、身も蓋もないようで身も蓋もあって、つまりはメチャクチャ人間臭い。だから心を打つ。この映画もそんな作品にしたいと思った。
あがってきた曲を初めて聞いたとき、「すげぇいいじゃん!俺が作ったことになんねーかなこれ!」と思いつつも、これはヤバイことになったと思った。今まで何度も目にしたことのある主題歌だけが良すぎて浮いているパターンの映画になってしまうのではと不安になった。もうちょい良くない歌にできませんかとお願いしたいくらいだったが、とにかくこの歌に少しでも迫れる映画にしよう。じゃないと俺が恥かく。この歳でもう恥はかきたくないどうしようどうしよう、と思いながらこの映画を作った。
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