大森靖子の新シングル『POSITIVE STRESS』作曲陣に小室哲哉、の子

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2016年09月20日 19:11  CINRA.NET

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左から小室哲哉、大森靖子
大森靖子のニューシングル『POSITIVE STRESS』が、10月26日にリリースされる。

「ワンダーロマンス三連福」と題した連続リリース企画の第2弾作品となる同作。タイトル曲は小室哲哉が作曲した楽曲となり、小室が提供したSEPT PREMIERES by Kenzo TakadaのCMソングで大森がゲストボーカルを務めた縁もあって今回のコラボレーションが実現したという。

小室は同曲の完成にあたり「大森靖子を大切に扱っていかないと日本の音楽業界はめいっぱい遅れをとるだろう。彼女を代表する女性のエネルギーを使わせてもらおう。とうとうそんな時代を感じざるを得ない」とのコメントを寄せている。

大森は「今、大森靖子は、ボロボロなみんなの夢なんです。私だけのものじゃなくて。私はただ、一番操縦しやすい機長室とかにいるだけです。みんなのひとつひとつの気持ちがつくってるんです。その一曲を、小室さんがつくってくださり、また大森靖子の強さ増したな〜なんて考えて、ニヤニヤが止まらないです」と語っている。

またカップリングには、作曲とコーラスをの子(神聖かまってちゃん)が担当した“非国民的ヒーロー”を収録。歌詞は、大森がの子を主人公に想定し、「僕」という一人称で書き下ろしたという。さらに大森の弾き語り曲“朝+”も収められる。

同作はCDのみと収録曲のPVやライブ映像を収めたDVD付き盤、ファンクラブ限定盤の3形態でリリース。ファンクラブ限定盤の3曲目には“朝+”ではなく、デモ音源“大森靖子弾語りDEMO集楽曲総選挙”が収められるほか、通常盤のDVDに未公開ライブ映像と『大森靖子iPhoneデータフォルダより』が追加収録される。

■小室哲哉のコメント
avex所属だと大森靖子を思わないあなたはある意味正しい。
avexが生まれて、30年ほど経て彼女のようなアーティストが着実に、レーベルの色味を変えていっているのだから。今は、間違いなく21世紀になったといえる。
音楽業界の資本主義が、崩壊し、21世紀の産業革命には音楽の助けは必要とされなかったが、そんな時こそ大森靖子の音楽を必要とする知的な若者は、確実にいた。彼女の音は何かを担っているのだ。大森靖子を大切に扱っていかないと日本の音楽業界はめいっぱい遅れをとるだろう。
彼女を代表する女性のエネルギーを使わせてもらおう。
とうとうそんな時代を感じざるを得ない。

■大森靖子のコメント
私の音楽が背負う夢。
可愛いが斬新すぎて言語化されていないがゆえに肯定され足りず、自己顕示欲ばかり高まる女の子たちや、生きる重さを知った上で生きやすい軽さに生きること自体の設定を操作しなおしたおっさんたちが陽の目をみる、ハチャメチャでだらしなくも、素晴らしい世界。
ポジティブに脅されて、宝物のような気持ちをぶっ壊さずには生きていけない社会から、少しでも守りたい、全部が全然大丈夫だよって言いたい。
そうすることによって、才能が死なない私の大好きな地球にしていきたい。
まずは、多様性のあるおもしろいものが好きな自分のために。
そして、未来に生きる人の文化的に豊かな生活のために。
歌が残らなくてもかまわない。歌によって今、エネルギーを誰かに伝達できたなら、その人が何かを起こしてくれるはずなんだ。
他人任せだ。
でもこんな時代だからこそ、インターネットも音楽も利用して他人の顔や性格をいちいち知りたいし、優しさのためにわかりあいたいし、今はどうでもいい他人の可能性に賭けたい。
そんなことを、小室さんには一言も話していないのに、たぶん、まるっとお見通しで、言葉や音をもらうたび、ああプロデューサーってすごい…と当たり前かもしれないけど改めて、膝から崩れ落ちました。
今、大森靖子は、ボロボロなみんなの夢なんです。私だけのものじゃなくて。
私はただ、一番操縦しやすい機長室とかにいるだけです。みんなのひとつひとつの気持ちがつくってるんです。
その一曲を、小室さんがつくってくださり、また大森靖子の強さ増したな〜なんて考えて、ニヤニヤが止まらないです。
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