10月23日、太陽が蠍座へ　ディープになる感情をアロマでサポートしよう！

――植物の成分や芳香によって心身を癒やすアロマテラピー。実はハーブやアロマは古代より占星術と密接に結びついてきました。私たちも古代の叡智であるアロマを使って、心地よいセルフケアをしてみませんか？

■太陽で導くアロマ占星術

　私たちが現在暮らしている1カ月や1年という区切りは、太陽のリズムと一致しています。太陽は月に一度だけ星座を移動。太陽が滞在している星座は、その期間、世の中の雰囲気や人々の心身に影響を与えます。

　10月23日、天秤座にいる太陽が「蠍座」に移動します。その後11月22日までは、蠍座の影響を大きく受けることになります。星座や惑星との関連植物から、この時期に起こりがちなメンタル症状をよりよくサポートしてくれるアロマをご紹介しましょう！

■蠍座太陽期の特徴
【太陽の位置】蠍座（水のエレメント）
【期間】10月23日～11月22日
【ポジティブなメンタル症状】感情や愛情が濃く深くなる。物ごとへの持続力が増す。
【ネガティブなメンタル症状】嫉妬深くなる。自分や他人の内面を見すぎる。

　蠍座は、「死と再生」をあらわす冥王星を守護星に持つ星座。その名の通り、生きるか死ぬか、またはゼロか100か、というような、極端でディープな感情を象徴します。そのため、生まれ変わったかのような深い変容力や、挫折から立ち直る力にも優れています。深い絆をつくることや、裏を見抜く鋭い洞察力、不動の持続力なども特徴です。

　冥王星が発見される前の時代、蠍座の守護星は火星でした。火星が象徴するのは、「攻撃性」や「行動力」。「共感性」や「情緒」などの、優しい印象がある「水のエレメント」の中では、うちに秘めた熱さや激しさがあるのが長所です。

　そんな蠍座太陽期のディープな感情をコントロールし、持続力や行動力を上手に使っていけるようにアロマでサポートしていきましょう！

■エレメント別のオススメアロマ

　蠍座太陽期は、自分の内面から湧きあがる力がよくも悪くも増大します。蠍座の影響で起こる感情の波に翻弄されないよう、地と水のエレメントの人には落ち込み防止の活性化アロマを、火と風のエレメントの人には蠍座パワーとなじみやすくなる沈静とやすらぎのアロマを紹介します。

・牡羊座、獅子座、射手座（火のエレメント）……ライム
　火のエレメントの人たちにとって、火星をもともとの守護星に持つ蠍座のエネルギーは、怒りを呼び覚ますパワーにもなりえます。蠍座のディープな感情が呼び起こす熱い怒りや攻撃性などを沈静化させる「ライム」を使ってみましょう。ライムは冷たくしめったハーブに分類される、月が支配するオイル。すっきりしたさわやかさで、おだやかな気持ちにしてくれます。

・牡牛座、乙女座、山羊座（地のエレメント）……コリアンダー
　もともと内省的な気質がある地の人たちは、蠍座のエネルギーが注がれると、とてもディープに自分の内面を見つめる傾向が出てきます。場合によっては落ち込みやすくもなりがち。火星が支配するオイル「コリアンダー」を使って、気持ちを活性化していきましょう。蠍座のもうひとつの側面である、折れない強さを手に入れられるようサポートしてくれます。

・双子座、天秤座、水瓶座（風のエレメント）……パチュリー
　情報通でフットワークが軽やかな風の人たちにとっては、じっくりと深く物ごとに取り組む蠍座パワーは苦手なものに感じられるかも。でもこの時期は、そうした持続力を手に入れられるチャンスの時でもあります。蠍座の象徴オイルである「パチュリー」を使って、蠍座のひたむきさになじんでいきましょう。深い香りが落ち着きを与えて、じっくり進める行動力を与えてくれるはずです。

・蟹座、蠍座、魚座（水のエレメント）生まれの人……クローブ
　情に厚く、やさしさに流されがちな水のエレメントの人たちは、この時期、ディープな感情に悩みやすくなります。火星のオイルである「クローブ」を使って、気持ちをピリリと引き締めていきましょう。蠍座が持つ火星パワーともなじみやすくなり、内に秘めた情熱や強さを高めてくれます。ふだんは気分に流されてしまう人も、決断力や行動力へと変えていけるはずです。

　探究心や集中力が増す蠍座太陽期は、何かを深く知ることや学びを深めることにも適しています。秋の夜長にふだんはできない読書や学びなどに集中してみるのもいいですね。この影響力は太陽が射手座に移動する11月22日まで続きます。実りある秋を過ごしていきましょう！
（永沢蜜羽）