長男、次男、末っ子、一人っ子 「コミュニケーション力」が一番高いのは?

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2016年11月04日 21:02  新刊JP

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長男、次男、末っ子、一人っ子 「コミュニケーション力」が高いのは誰?
生まれてくる順番を自分で決めることは出来ませんが、兄弟の有無や何番目に生まれたか、などによって、得意、不得意や性格などに違いが出てくるものです。

『きょうだいコンプレックス』(岡田尊司著 幻冬舎刊)は、きょうだい間のコンプレックスというテーマで、その性格や解決方法を解説した本です。本書から、心理学者のアルフレッド・アドラーによる「きょうだい内での立ち位置による性格形成の違い4パターン」をご紹介しましょう。

■ 長男・長女は、お人好し or 自己防衛が強い

一番先に生まれた子(長子)は、親の愛情を独り占めできる期間を経験しています。長子の性格形成は、次に生まれてくる子どもによって、「独占状態がどのくらいの期間で破られたか」によって変わってくるといいます。

しばらく一人で育てられた子は、まわりに脅威やライバルとなる存在がいません。そのため、のんびりとして、ガツガツしない性格が多いといいます。その一方では、人を信じ込みやすく、危険な人に騙されやすいということも挙げられるようです。

すぐに弟や妹が生まれた場合は、親の愛情を独占できる地位を奪われるという「苦い経験」をしています。そのため、どこか安心感に欠け、自己防衛的な傾向が強い性格になるといいます。

■ 第二子は野心的 or 安定性を求める

第二子は、年上の強力なライバルが常にそばにいる環境です。おもちゃを取り上げられたり、ケーキのイチゴを食べられてしまったり…。そうした競争の中で、年上の兄弟と対抗して育っていくため、野心的で、自己顕示欲の強い性格になりやすいといいます。

しかし、競争を好まない性格の場合は、競争しても負けて落胆するばかりだと学習し、一番になることや大きな成功は諦め、ほどほどで満足する、堅実さや安定性を優先する性格が多いといいます。

■ 末っ子は立ち回るのがうまい

他の「きょうだい」がいても、親の愛情が集中して受けられる末っ子は、おっとりした性格になりやすいといいます。しかし、周囲に気をつかいすぎて疲れやすかったり、意外と不安感が強い性格に育つこともあるのが末っ子の特徴です。

また、上の「きょうだい」たちを観察して育ったため、衝突を避けて、うまく立ち回る能力に長けているといいます。人間関係を察知する能力が小さい頃から磨かれているため、誰ともぶつからないように立ち回るコミュニケーション能力が高いのです。

■ ひとりっこは、のんびりしているが自分本位

兄弟のいないひとりっこ(単独子)は、親の愛情をずっと独り占めできる、特別な地位を保ち続けられます。そのため、大らかで、ガツガツせず、のんびりした性格の人が多くなります。しかし、周りに気を使う相手もライバルもいない環境で育つため、わがままで、自分本位なところがある人が多いのも特徴のひとつです。

◇ ◇ ◇

自分の育った家庭環境を振り返ってみると、思い当たることがあったのではないでしょうか。他者とコミュニケーションを取る上でも、きょうだいによる性格を理解しておけば役に立つシーンがやってくるかもしれません。

(新刊JP編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 毎度お馴染みの情報操作だね。長男長女は自分が一番で場の中心でいることに陰湿で病的なぐらいこだわるね。二番目は「前例」を見ているので利口で社交的。末っ子一人っこは独創的だが定型感はたいしてない。
    • イイネ!16
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