WEC上海:1号車ポルシェがレースを支配。トヨタ勢は2台揃って表彰台

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2016年11月06日 20:11  AUTOSPORT web

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優勝した1号車ポルシェ919ハイブリッドのティも・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブランドン・ハートレー
FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦は6日、中国・上海国際サーキットで6時間の決勝レースが行われ、ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブランドン・ハートレー組1号車ポルシェ919ハイブリッドが優勝した。また、僚友2号車が4位に入り、ポルシェは2年連続でチームタイトルを手にしている。

 前日の公式予選で0.060秒差を制しポールポジションを獲得した1号車ポルシェ919は、レース序盤からライバルを圧倒するペースで走行。レース折り返しの3時間経過時点で30秒以上のリードを構築することに成功する。


 その後も1号車はトラブルなどもなく快調に走行を重ね、最終的に2位以下に59.785秒ものマージンを築いてトップチェッカー。今季4勝目を飾った。


 前戦の第7戦富士で優勝したステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組6号車トヨタTS050ハイブリッドは途中スローパンクチャーに見舞われながらも、レース終盤にタイヤ無交換作戦を敢行。粘りの走りで2位表彰台を獲得し、最終戦にドライバーズタイトル獲得の望みを繋いだ。

 同じトヨタ勢のアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組5号車も、タイヤ無交換のショートスティントを挟んだことで、3位争いを演じていた2号車ポルシェを交わし、チームメイトに続く3位表彰台を手にしている。

 一方、今季限りでWECから撤退するアウディ勢には不運が相次いだ。レース序盤、総合2番手を走行していたロイック・デュバル/ルーカス・ディ・グラッシ/オリバー・ジャービス組8号車には、最初のピットストップで給油トラブルが発生してしまう。


 これにより、予定よりも早めに2度目のピットを強いられた上、その2度目のピットでも問題を解消できずに大きくタイムロス。優勝争いから脱落して5位に終わったため、チャンピオン争いから姿を消すこととなった。

 また、レース中盤にはバックストレートエンドのブレーキングで8号車アウディがマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組7号車アウディに接触するアクシデントも発生。7号車はダメージ修復のためにピットインを余儀なくされ、トップから3周遅れの6位でフィニッシュとなっている。

 LMP2クラスはG-ドライブ・レーシングの26号車オレカ05・ニッサンが、クラス2位も周回遅れにする走りでレースを支配。前戦富士に続き2連勝を飾った。


 LMGTEプロクラスはフォード・チップ・ガナッシUKのフォードGT勢がワン・ツーフィニッシュしたほか、LMGTEアマクラスは98号車アストンマーチンV8バンテージがクラス優勝を果たしている。

 2016年のWEC最終戦は11月17〜19日にバーレーンで開催される。

このニュースに関するつぶやき

  • なかなか真ん中には立たせてくれないなぁ���顼�áʴ��さすがポルシェだ
    • イイネ!1
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